幸せを願っての事だとは思うが、アリスの周りにいる人たちは子持ちのシングルマザーを誰でもいいから男性とくっつけさせようと、厄介払いでもしたいかのように囃したてていると感じてしまった。物語りではガブリエルは素敵な男性であると見抜いていたからでは
あるが、この傾向に憤りを感じてしまう展開。ウィルの父親だから、あの夜にときめいた相手なのだからと素直になれとは感じられない。あの夜は運命だった、そして再会も運命なのだと受け入れろと半ば強制させられているような展開で、少々苛立つ。まあ、気持ちは有るのだから身も蓋もない筋書きではあるけれど。ガブリエルの一途さは伝わってきて良いのだけれど、なにせお互いが皮肉屋でどうしようもないところは面白いが、皮肉ってばかりでこちらは疲れる。ウィルがガブリエルの子供であることをどう説明するか期待していたが、星型の痣とは「なるほど」と物語ならではを見た気がした。
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