短編ながら読み応えのある作品集です。
どれも三月に一度くらいの距離感で関わっている二人の登場人物を軸に展開します。
以前インチキ?占い師に励ましてもらったのがキッカケで人生やりなおしを頑張った話
ど田舎の農業青年のところにシステム
サポートに来た話
高校生とその同級生と謎のリーマンとの話
ダメ小説家と絆されまくりの恋人の話
そして最後の「骨」は妻を亡くしたばかりの友人に恋している男の話。これがしみじみと良かったです。
巻末はこの「骨」の補足ストーリーですが、おまけではなくしっかりとサイドストーリーとして泣かせてくれます。
良い作品でした。
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