なかなかどうして穿った話でした。ジェイミーの願いはベスを幸せにすることだ。子供の頃に美化された思い出に突き動かされて お互い我武者羅に前を向いて走って来た。しかし、まだまだ弱かった。ようやく1歩進んだ頃にベスに会いに来たジェイミーは、彼女の
抱える子供を見て愕然とし、逃げ出してジム・ニールソンとなったのだ。一匹狼と名を馳せ成功者となった彼に、最悪の形でベスとの再会。しかしそれは、運命とも呼べる再会だったと思える。その形はどうであれ、もう一度2人は引き合わされ 次への人生を紡ぐこととなった。お互いの中にある誤解を紐解き、それでも変わらぬ気持ちを吐露しエンディングなのだが、成功をその手にし、昔馴染みという口実に よく知りもしない人たちに 金や人脈を無心されるたびに 彼女を思い出しはしなかったのか?青年の頃逃げ出した あの事象の真実を求めはしなかったのかと 思いの強さが伝わるだけに 謎がしこりとして残り胸苦しい。また、この先生のキャラクターの絵は輪郭がおかしい。気持ちの悪いデカい顔、比率の悪い伸びた顔が、ウットリしたいところで出現してガックリ来る。
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