明るく元気でかわいい美少女ヒロイン。そんな彼女達が、実は女装している男の娘だったら…? 主人公も読者も「本当に男…?」と疑ってしまうほど、見た目も中身も完璧な美少女を装う男の娘達。そんな彼らのギャップと魅力にドはまりし、思わず拝んでしまうほどメロメロになっちゃった人も少なくありません。そこで今回は、「かわいい」「きれい」があふれまくる男の娘・女装男子のおすすめ漫画15選をご紹介! まだこのジャンルを読んだことのない方は、ぜひ新しい世界をのぞいてみてくださいね。
目次
クスクスと笑ってしまうようなドタバタ展開や、登場人物達のキュンキュンしちゃうようなせつない想いにページをめくる手がとまらない! 男の娘漫画は初めてという方でも気軽に読める、ラブコメ系や巻き込まれ系の作品5選をご紹介します。
【あらすじ】あきらと真琴は、家が隣同士でかれこれ10年以上の幼なじみ。あきらはイケメン男子に見えるほどボーイッシュな長身女子、一方真琴はナンパされるほどの美少女に見える女装男子。どこへ行くのも2人一緒なのですが、だいたい逆カップルに見られます。これではお互いに恋人ができないと心配し、あきらの部活仲間は彼女を合コンに連れ出すことに。1人では心細いあきらは、真琴へ「女装して付いて来て」と頼み込みます。仕方なく付き合う真琴ですが、あきらと男子の話が弾んでいる様子を見て、なんだかモヤモヤ…。
【作品情報】作者は本作が代表作となった野々村朔です。リブレとLINEの合同Webコミックメディア『クロフネ×LINEマンガ』などに連載しており、全5巻で完結。友達以上恋人未満の2人を描いた、ほのぼのラブストーリーです。
【おすすめするポイント】一緒にいるのが当たり前になっているあきらと真琴。あきらは真琴を恋愛対象として見ておらず、どうして周囲の人間が自分のことを心配してくるのか理解できません。真琴もあきらの前ではただの幼なじみを演じているものの、他の人から見るとあきらを好きなのがバレバレ。そんな2人がじれったくて、「真琴! いいから、早く告って!」と叫びたくなるかも。男らしさや女らしさにとらわれないピュアな恋にキュンキュンしまくりです。
【あらすじ】憂真(ゆうま)は女装が趣味のオタク男子高校生。放課後は、メイド喫茶の女子キャスト・花として働いています。そんな憂真のお気に入り常連は、ロング髪の美人・めい。憂真の好みド真ん中のめいですが、実はれっきとしたヤンキー男子高生の里切秀明(さとぎりしゅうめい)。秀明は店で花を見かけて一目ぼれ! しかし、男の姿では店に入りにくかったため女装をしていたのです。お互いに「かわいい!」「好き!」「彼女になってほしい!」と思っていますが、果たしてこの行き違いはどうなるのか…?
【作品情報】作者は『隠し事がある恋人たちは普通の生活を送りたい』なども描いたとおるです。pixivの『pixivコミック』などに連載しており、現在(2024年6月3日時点)12巻まで発売中。女装男子になった理由は好きな女の子に近づくため…?
【おすすめするポイント】百合のような、BLのような要素もある不思議なラブコメ。お互い女装した状態で想いはヒートアップしていきますが、中身は女の子が好きな男同士。どう着地させるのかが気になるところです。また、2人とも女子力が高すぎて、まったくバレる気配がありません。これから女装してみたい人や、女子力を上げたい人は参考になるかも。
【あらすじ】霜科高校2年生の男子・有川ひめは、ヤクザに借金したものの返済は滞っていました。ブチ切れたヤクザ達はゆめにメイド服を着せ、女装マニアへ売り飛ばすことに。そんなひめを助けに入ったのが生徒会の役員3人。彼女達は札束を叩き付けてヤクザを追い払い、ひめを生徒会へ勧誘します。生徒会には美少女しか入れない決まりがあるのですが、ひめは男の子…。生徒会役員達は迷ったあげく、ひめを迎え入れて残った借金を肩代わりすることに。ただし、「高校生活を女装して過ごす」と「生徒会の犬になる」という条件を提示! 男の子のひめはどうするのか…!?
【作品情報】作者は『双葉さん家の姉弟』や『ヒロインボイス』などでも知られる佃煮のりおです。一迅社の『わぁい!』などに連載し、全6巻で完結。テレビアニメ化も果たしました。借金のカタに女装しなければならなくなった男子高生のギャグ4コマ。
【おすすめするポイント】「かわいければオールオッケー」というゆる~いコメディ。最初は無理やり女装させられていたひめですが、クラスメイトや先生も女装姿をスルーし、ひめの弟・かぐや(女装男子)にいたっては大喜び。みんなに「かわいい」と持て囃され続けたひめは、悪い気はせず、恥じらいながらもノリノリになっていきます。完全に女子扱い…かと思いきや、ひめに彼女ができそうな展開が訪れるので、最後までドキドキです。
【あらすじ】高校に入学した早乙女ひなたは、1か月も経たないうちに超タイプの男子・篠原苑(しのはらえん)に告白され、初めての彼氏ができました。浮かれていたひなたでしたが、苑は校内で有名な女装男子だということを思い出します。苑に女装の理由を聞いてみたところ、「心は男なのに男の恰好をしている自分が大嫌い」という理由でした。さすがに初めての彼が女装男子というのは荷が重いと感じ、苑に別れを切り出します。しかし、本当にひなたのことが好きな苑は、彼女のために女装をガマンすると宣言…。
【作品情報】作者は、『モバカレ』や『あくまでふたりはビジネスです』などを描いた小村あゆみです。集英社の『マーガレット』に連載し、全17巻で完結。ラジオドラマ化も果たしました。超タイプの初カレが女装男子だった女の子はどうする…?
【おすすめするポイント】とにかく苑の女装のクオリティが高くて、ひなたといるとまるで仲良しの女友達に見えます。女装モードの苑とイチャイチャしていると、まさにそれは百合状態…。男姿の苑が好きなひなたですが、女装を諦めるなと言った手前、無理をさせたくないと思っている様子。どちらの姿でいようと、苑のことを好きなのは変わらないと言うひなたのまっすぐな気持ちにジーンときちゃいます。
【あらすじ】秋葉原No1のメイドと言われる美少女かえで。しかしその正体は、神楽奏(かぐらそう)という普通の男子です。能天気な奏の両親が1億円の借金を作り、家業の喫茶店と土地を変態の金持ち男・王月尊(おうづきみこと)に売却。それでも借金を返済しきれなかったため、「奏の所有権をもらう」という条件で、尊が残りの借金を肩代わりしたとのこと。以前姉に女装させられた奏の動画配信を見てから、尊はずっと奏を手に入れたいと思っていたのです。奏は尊へ借金を返すために、女装してメイド喫茶で働くことに…。
【作品情報】作者は本作で人気漫画家の仲間入りをしたえびさわまよです。小学館の『マンガワン』や『裏少年サンデー』などに連載し、全2巻で完結。親の作った1億円の借金を、メイド喫茶(女装)で返済する男子のちょいエロコメディです。
【おすすめするポイント】奏は女っぽいと言われるのが大嫌いで、女装姿をかわいいとほめられても、まったく嬉しくありません。また、奏の内面はけっこう男らしく、チャラ男に絡まれている同級生を見て、彼女を守ろうと助けに入ることも。奏の見た目と中身のギャップに気付くと、キュンキュンしちゃうかも。奏の姉が提案する借金返済プロジェクトもみどころです。
めちゃめちゃかわいい男の娘を目の前にすると、「まぎれもなく男」と頭で分かっても、ドキドキ・クラクラしちゃう主人公達。男の娘達の思わせぶりな態度やエッチなハプニングから、BL恋に発展することも…? ハイレベルな男の娘が登場する作品6選をご紹介します。
【あらすじ】上下タツミ(かみしもたつみ)と、「あまちん」こと甘澤こころ(あまさわこころ)は、10年来の幼なじみ。2人は今日から高校生になるのですが、タツミは不安でいっぱい。なぜなら、こころは小悪魔系の女装男子で、見た目は美少女ですが中身は毒を吐きまくる男子だからです。タツミはこれまでも、こころを好きになっては落胆する男子達をたくさん見てきました。タツミは「今度こそ、普通に性別を明かそう」とこころに言うのですが、やっぱりこころは男子達の心をもて遊んでしまいます。
【作品情報】作者は『七福マフィア』や『花街ヒイロヲ』でも知られる寺井赤音です。講談社の『少年マガジンエッジ』に連載し、全11巻で完結。第1巻は、1か月以上に渡ってpixivコミックのランキング第1位に輝きました。かわいい男の娘が毒を吐きまくって、世の男子に絶望を与えます。
【おすすめするポイント】本当は女の子ではないのか、と疑いたくなるほど女子力の高いこころ。タツミの気を引こうとあれこれがんばったり、彼に着替えを見られるのを恥ずかしがったりするこころがかわいすぎます。頭ではこころは男子と分っていても、女の子だと信じたいと男子達の気持ちも分かる…。ストーリーが進むと、さらに女装男子が増え、“かわいい”が渋滞しまくります。
【あらすじ】高校の合格発表を見にきていた槙(まき)は、風に飛ばされてしまった受験票を拾います。持ち主はセーラー服を来たかわいい女の子で、偶然にも2人は同じクラスに。彼女はクラスの自己紹介で藍川絆(あいかわきずな)と名乗り、さらに「男です」と宣言! 絆は女子の制服を来ており、どうみても女の子なんですが…。槙もいまいち信じられず、本当は女の子じゃないかと半信半疑です。すると絆ははっきり性別を答えず、「触って確かめてみる?」と言い出し…。
【作品情報】作者は『制服のヴァンピレスロード』や『囿者は懼れず』なども描いた松本トモキです。スクウェア・エニックスの『月刊ガンガンJOKER』に連載し、全6巻で完結。ドラマCDも制作されました。男か女かいまいちはっきりしない女装男子が気になってしまい…。
【おすすめするポイント】かわいらしい絆に、男子生徒だけでなく女子生徒も興味津々。特に、絆と槙のただならぬ(?)関係は、ガールズトークでもホットな話題になっています。槙は男子と付き合う気はありませんが、絆のことは気になっている様子。しかし、槙は意外と女子にモテるので、彼女ができる展開もありそうです。今後、槙と絆がどうなるのかが気になるところ。
【あらすじ】高校に入学した越智裕也(おちゆうや)は、男子が座る列に女子が座っていることに気づいてビックリ。席を間違えているのかと思いきや、和泉重光(いずみしげみつ)という男の娘だと判明します。中学校のときから女装していたようで、周囲は割と受け入れている様子。それでも裕也は重光のかわいさにくぎづけです。裕也は重光が校庭に向かって手を振ったことに気づき、その先を見てみると、そこには女子に囲まれているイケメンが! 重光は男が好きなのか? それとも本当は女の子なのか…?
【作品情報】作者は『鈍色の箱の中で』や『ねらいうち!』などでも知られる篠原知宏です。集英社の『ミラクルジャンプ』に連載し、全2巻で完結。また、pixivなどのWebメディアで続編となる4コマ漫画が公開されています。見た目が逆転している訳あり兄妹の秘密とは…?
【おすすめするポイント】無自覚な小悪魔系男の娘・重光につい気を取られてしまいますが、本作のメインテーマは家族愛。重光は、妹のゆりかを守るために女装している優しいお兄ちゃんなんです。ゆりかの前で見せる兄の顔に、思わず「(やっぱり本当に)カッコいい…」と心の声がダダ漏れになってしまうかも。重光の性別や事情を知っていても、そのかわいさに理性が勝てず、いちいちドギマギする裕也には大笑い不可避!
【あらすじ】女子生徒の罠にはめられてしまい、無実の罪を問われた海棠愁(かいどうしゅう)。自分の親にも言い分を聞いてもらえず、全寮制の男子校へ転校することに。入学手続きに来た愁は、とある美少女に目を奪われます。男子校だということを思い出した愁が校長へ尋ねると、生徒は全員男子だが、女性をより理解するために半数が女装しているとのこと。愁も女装するはめになり、愁の女装をサポートする人物として、さっき見かけた美少女・八重崎ツバキ(やえざきつばき)が現れます。
【作品情報】作者は『新生徒会の一存』や『賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC 』の作画も担当したすえみつぢっかです。一迅社の『わぁい!』に連載し、全3巻で完結。全寮制の男子校へ入学したはずなのに女の子がたくさんいる…?
【おすすめするポイント】下着まで女性物という徹底した女装にとまどいながらも、ちょっといいかも…と思ってしまった愁。何かに目覚めてしまったようで、男子だと分かっていてもツバキのかわいらしさにメロメロです。それもそのはず、ツバキの女装は「キングオブ女装」と呼ばれるほどレベルが高く、言葉遣いやしぐさもまるっきり女の子。そんなツバキにコーチされた愁が、どこまでかわいくなれるか楽しみです!
【あらすじ】青野蒼(あおのそう)は、姉・ひすいの命令でとある女の子を迎えにいくことに。待ち合わせ場所にいたのは、めちゃめちゃかわいい桃井さんご。父親から勘当されて家出したさんごをひすいが青野家へ呼び寄せたのでした。蒼とさんごは同い年ということもあり、彼はこれから始まる同居にドキドキ…。しかし、蒼とさんごがお風呂で鉢合わせるというハプニングが発生し、さんごが男の子だと判明! それでも蒼はさんごのかわいさから目が離せず‥‥。
【作品情報】作者は『はたらく魔王さま! 公式コミックアンソロジー』にも参加している楠元とうかです。一迅社の『まんが4コマぱれっと』に連載し、全2巻で完結。青野家に居候をすることになった訳あり美少女。しかし実は男の娘だった…?
【おすすめするポイント】お菓子作りが趣味で、かわいい物が大好きなさんご。髪型や服装、話し方などを含め、誰がどう見ても完璧な美少女です。性格も良く、いつもお礼と気遣いを忘れません。常に女装しているさんごですが、女に間違われると本来の性別を明かすので、女の子になりたいわけではない様子。なぜさんごが女装をしているのかが気になるところです。
【あらすじ】広大な敷地に建つ天の妃女学院付属中学高等学校。宮前かなこは、父と亡き母が出会ったというその学校へ入ることに。両親のような運命の恋を見つけようと気合十分のかなこですが、いきなり迷子になってしまいます。そこにメイド服の女の子が歩いて来たので、道を訪ねようとかなこが声を掛けると、彼女はかなこのことを「メス豚」呼ばわり。さんざんけなされたかなこが途方に暮れていると、今度は制服を来た美少女が登場。こんどこそ話が通じる人なのか…?
【作品情報】作者は『破天荒遊戯 』『宇宙人のしわざです!』『黒犬O’clock』などを手掛けた遠藤海成です。KADOKAWAの『月刊コミックアライブ』に連載し、全14巻で完結。テレビアニメ化も果たした大人気学園ラブコメです。
【おすすめするポイント】一癖も二癖もある個性的なキャラクター達が、コミカルな掛け合いを繰り広げる百合(?)ラブコメ。実は腹黒ドSで女王気質の鞠也、殺傷能力高めな毒舌を放つ祇堂家のメイド・茉莉花(まつりか)、幼女のような容姿とネコミミが特徴的の寮母などが、かなこをガンガン振り回すので笑いが止まりません! さんざんな扱いをされたかなこの壊れっぷりも見どころです。
男の娘達が女装する理由は、純粋に趣味が高じてというだけではありません。なかには深刻な悩みや事情があることも。そんな男の娘達は生きづらさを抱えながらも、がんばって毎日を過ごしているんです。男の娘達の心情やせつない恋に涙が止まらない漫画4選をご紹介。
【あらすじ】まりか、パロウ、ユイは、どこから見てもかわいらしい少女。初めて会った3人は、カフェで話をすることに。まりかとパロウは服やメイク、脱毛といった女子トークを始めますが、ユイは2人に「なんで女装してるの?」と尋ねます。3人はコミュニティサイトで出会った女装男子なのですが、どうやらユイは好んで女の子の格好をしているわけではない様子。しかもユイは、2人を「キモイ」と罵ります。パロウはそれでも仲良くしてくれますが、ユイはコミュニティを退会。それでもまりかは、ユイのことが気になってしまいます。
【作品情報】作者は『ふつうのおんなのこにもどりたい』『愛と呪い』なども描いたふみふみこです。徳間書店の『COMICリュウ』に連載し、全10巻で完結。さまざまな苦悩や事情を抱えながら、女の子の格好をする3人の男子中学生を描いた泣けるヒューマンドラマです。
【おすすめするポイント】少女のような顔立ちをしているうえに、本当の女の子になりたいと考えているまりか、こと青木裕太(あおきゆうた)。ぬいぐるみと楽しそうに話すなど、思考や好みも乙女ちっくでかわいい! 一方、ユイこと木島亮介(きじまりょうすけ)は荒っぽく、カッとなることもしばしば。しかし、亮介が女装している理由を知ると同情してしまうかも。あっさりしたタッチで重いテーマを描き出すというギャップに、どっぷりハマる人続出です。
【あらすじ】櫟原由樹(いちはらゆき)は、ボーイッシュな19歳の女子大生。その見た目から、ヨシキという男性のようなあだ名で親しまれていますが、本心では女の子らしくなりたいと願っていました。そんな由樹の秘密は、高校時代の制服を身に纏い、叱られる妄想をしながらひとりエッチにふけること。自身を知る人がいない大学に進学して、普通の女の子のように振舞いたかった由樹。しかし、幼馴染みの祥(しょう)も同じ大学に進学したため、ここでも男っぽいキャラを演じるはめに。由樹にとって唯一所有する制服のスカートを身につけている間だけは、素直に女の子らしくなれる瞬間なのに…。
【作品情報】作者は『少年のアビス』『溺れる花火』『初恋ゾンビ』などで知られる峰浪りょうです。小学館の『モバMAN』にて連載し、全8巻で完結。大学生男女3人が抱える「人には言えない秘密」が、複雑に絡み合っていくダーク系青春ドラマです。
【おすすめするポイント】とにかくキャラ設定が凝っていいて、由樹の他にもこじらせてしまった男子・女子が多数登場。由樹も憧れている清楚な美少女・永尾未果子(ながおみかこ)が見せる裏の顔には、ビックリさせられます。さらに女装男子・相葉佳人(あいばかいと)の登場で、由樹には思いもよらない出来事が降りかかり、人間関係がどんどん複雑に…。面白すぎて一気読み間違いなしです。
【あらすじ】亀川洋平、室田慧(むろたけい)、三谷結衣(みたにゆい)の3人は、テニス部に所属する中学生。洋平は密かに結衣へ片思いしています。部活が終わり、洋平と慧は仲良く帰宅中。好きな人の話をしていたときに、慧が「ひとりでシたことある?」と洋平へ尋ねます。洋平がとまどいながらも答えると、慧は“もっといいやり方”を彼に伝授。洋平はその夜、さっそく結衣を思い浮かべながら試します。翌日洋平は慧に結果を報告すると、彼は「何を考えながらシた?」と意地悪な質問をしてきて…。
【作品情報】作者は『血の轍』『惡の華』『ハピネス』など数々の話題作を手掛けた押見修造です。講談社の『別冊少年マガジン』に連載し、全7巻で完結。謎の美少女は女装した幼馴染…? 不器用な男女3人のドロドロな愛を描いた傑作です。
【おすすめするポイント】トランスジェンダーをテーマにしていますが、抵抗なく読める内容に仕上がっています。思い切った大変身をしたうえに、小悪魔のように洋平を誘う慧のかわいさにドキドキが止まりません! ただし、押見修造お得意のドロドロ展開は健在で、女の怖さに震えてしまかも。ドキドキというよりも、ゾクっとさせられるストーリー展開にグイグイ引き込まれます。
【あらすじ】イケメンで性格もよく、営業マンとしても有能な松岡(まつおか)。そんな松岡の秘密は、女装して夜の町を練り歩き、男たちからの注目を浴びること。面白半分で女装してからハマってしまい、今では長身美女にしか見えないほどの腕前に。ある夜、声を掛けてきた中年男性についていった松岡は、気づくとホテルのベッドの上…。男だとバレてしまい、逆上した中年男性に殴られてしまいます。なんとか逃げ出した松岡ですが、財布もなく裸足…。そんな松岡に同じ会社の冴えない先輩・寛末(ひろすえ)が傘をさしのべます。
【作品情報】原作は『箱の中』『檻の外』『秘密』などを手掛けた木原音瀬、漫画は『ミッドナイト・コンフリクト』などでも知られる犬井ナオです。講談社の『Kiss』に連載し、全2巻で完結。女装から始まる切ない恋を繊細に描いたBLです。
【おすすめするポイント】寛末にお礼をするためについた、松岡の小さな嘘から始まった2人のピュアストーリー。接点のなかった寛末に自然と惹かれていき、駄目だと思いながらも会ってしまう松岡の葛藤が丁寧に描かれています。しかし現実はそう甘くはなく、2人の本心に反してすれ違っていくことに…。もどかしく切ない展開が続くので、涙もろい方はハンカチ必須です。
かわいすぎてもはや"尊い"! そのうえ、女子力まで…! そんな男の娘にドキドキしまくり
「美少女の正体は男」というギャップが魅力の男の娘漫画。一度読み始めると、いつのまにかそのギャップがクセになり、"萌え"に変わることも。心温まるラブストーリーや、大笑い不可避のドタバタギャグ、ちょっとシリアスな人間ドラマなど、どの作品も読み応えあり! 「かわいいは正義」「かわいければ、オールOK」と守備範囲の広い方はもちろん、「女装にちょっと興味がある」方にもピッタリな漫画が見つかるはず。気になった作品があったら、ぜひ読んでみてくださいね。