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マンガの最強能力あるあると言えば、「とにかくパワーが強い」（範馬勇次郎や『DRAGON BALL』の孫悟空など）、「理不尽すぎる能力」（ジョルノ・ジョバァーナやアルカ）、「死なない」（カーズ）などがありますが、他にも忘れてはいけないものがあります。
それは、……幻覚系！
相手の五感を狂わせて勝つ能力です。どちらかというと中ボスっぽい能力ですが、それで最強の座にのぼりつめたのが『BLEACH』の藍染！
とにかくどんな攻撃をしようと、どんな能力を使われようと、後出しで「いつから○○だと錯覚していた？」と言えば全部ノーカンになります。子ども同士のケンカだと真っ先にハブられそうですが、その結果、藍染さんも護廷十三隊からハブられました。
でも藍染さんだったら、「いつから私がハブられたと錯覚していた？」くらいはドヤ顔で言ってくれそう。

『BLEACH』の藍染と並んで「言ったもん勝ち」な反則能力を挙げるとすれば、『めだかボックス』球磨川禊の能力「大嘘憑き（オールフィクション）」ではないでしょうか。起こったことを全部なかったことにする能力です。
善吉くんじゃなくても「そんなのなんでもありじゃねえか！」と叫びたくなりますが、それでも球磨川くんは勝つことができません。なぜなら、作中でも明言されているように、彼は絶対に負けるよう宿命づけられたキャラクターだからです。
そういうキャラクターだからこそ、得られた能力なのかもしれませんね。