TVアニメ「魔法少女育成計画restart」の最速先行上映会が、去る9月19日に東京の品川ザ・グランドホールで行われた。
第1期から10年、なぜ今“restart”することに?
同イベントにはペチカ役の井上ほの花、シャドウゲール役の近藤玲奈、のっこちゃん役の澤田姫、エンディング主題歌アーティストのDaisy×Daisy、橋本裕之監督、佐藤圭一総合プロデューサーが登壇。司会進行は徳井青空が務め、アニメ第1話の先行上映のほか、Daisy×Daisyによるライブパフォーマンスやキャスト、スタッフを交えたトークセッションなど、充実の内容で集まったファンを大いに楽しませた。
イベントは、橋本監督と佐藤総合プロデューサーの対談からスタート。2人の極秘会談を覗き見するような趣向が取られ、本作のアニメ化プロジェクトが始まった経緯や先行上映会にこぎ着けた感慨などがユーモアたっぷりに語られた。最初のアニメ化から10年というタイミングでなぜ“restart”することになったのか、という問いに「逆に、なぜrestartしないのかとずっと思っていた」と回答した佐藤総合プロデューサー。普段は畑違いの分野で代表取締役を務めていることもあり、当時はアニメ業界の常識を知らなかったことが奏功しての企画実現であった旨が述べられた。
圧巻のライブパフォーマンス、からの第1話先行上映
そんなオープニングに続き、影ナレの呼び込みでDaisy×Daisyが真っ赤なドレスに身を包んで登場。彼女はアニメ映像にリリックが重なる特別映像をバックに挿入歌「Re:START」をフルコーラス歌唱し、その鬼気迫るハイトーンボーカルでフロアに「オイ! オイ!」コールを巻き起こすなど、会場の空気を瞬時に激変させた。かと思いきや、白熱の歌唱パフォーマンスが終わるやいなや場内が暗転。間髪入れずにイベントはアニメ本編の先行上映に突入し、「ハローデイジー」と題された第1話の映像が大スクリーンを通じて届けられた。
初公開のフィルムが観客を作品世界に没頭させたのち、エンディング主題歌「ReMind」のイントロがエンドクレジットとともに流れ始める。そこへ再びDaisy×Daisyが現れ、アニメ上映からシームレスにライブパフォーマンスへと移行。さながらオープニングとエンディングが生歌唱で上演されるかのような演出で、客席のファンの度肝を抜いた。
キャラソン企画はDaisy×Daisyの愛で成り立った
イベント後半では、キャスト陣によるトークセッションが繰り広げられた。徳井の進行によってまず井上、近藤、澤田の3名が呼び込まれ、完成映像を鑑賞しての感想やアフレコの裏話などを和気あいあいとトーク。もともと「魔法少女育成計画」のファンだったと口をそろえる3人から、あふれる作品愛が存分に語られた。
次いで話題が音楽面に及ぶと、「魔法少女育成計画restart」に登場する18人の魔法少女それぞれに1曲ずつキャラクターソングが制作されることが徳井の口から告げられ、客席に歓喜のどよめきをもたらす。以降のトークにはDaisy×Daisyも加わり、18曲の作詞、作曲、プロデュース、アートワークデザインをすべて彼女が手がけたことが明かされると、会場はさらなる驚愕のざわめきで満たされた。本キャラソン企画の発端や狙いについては、佐藤総合プロデューサーが再登壇して解説。本編のみでは描ききれない一面をキャラソンで補完したかったという氏は、熱量の一貫性を担保するために作品愛の深い1人のクリエイターに全曲を任せる決断に至った旨を熱弁した。
近藤玲奈「ドMボイスってことですか?」
そして最後のトークテーマは、作品全般について。橋本監督も呼び込まれて全登壇者が舞台上に勢揃いすると、各キャストの演技や今後の見どころなどに関するトークがほがらかに展開された。井上の芝居については「ペチカそのものだった」との見解で壇上が一致したほか、近藤の声質を「意地悪なことを言われてほしい声」だと評する橋本監督に対し、「ドMボイスってことですか?」と返した近藤が爆笑をさらうひと幕も。さらに監督は澤田についても「のっこちゃん役は彼女しかいない、とずっとマークしていた」ことを明かし、その独特な言葉遣いも相まって大いに会場を和ませた。
締めの挨拶では、一様に作品への並々ならぬ愛着を口にした登壇者たち。「10年ぶんの愛や思いがこもった作品」「絶対に大成功する」といった力強いコメントも飛び出し、オンエアへの期待を持たせてイベントはつつがなく幕を閉じた。
「魔法少女育成計画restart」は10月5日からテレ東、10月7日からBSフジ、AT-Xで放送。U-NEXTでは10月5日から独占先行配信される。
TVアニメ「魔法少女育成計画restart」
放送情報
テレ東:2026年10月5日(月)より毎週月曜日26:00~
BSフジ:2026年10月7日(水)より毎週水曜日24:00~
AT-X:2026年10月7日(水)より毎週水曜日20:30~
スタッフ
原作:遠藤浅蜊「このライトノベルがすごい!文庫『魔法少女育成計画』シリーズ」(宝島社刊)
キャラクター原案:マルイノ
監督:橋本裕之
シリーズ構成・脚本:吉岡たかを
キャラクターデザイン:伊藤雅子
製作総指揮:佐藤圭一
企画:石澤陽二、加藤良太、八田紳作、齋藤巖、荒木宏幸、臼井裕詞
サブキャラクターデザイン:藤木かほる、井嶋けい子
総作画監督:伊藤雅子、藤木かほる、たむらかずひこ
脚本協力・設定総監修:三島尊頼
デザインワークス:森木靖泰、山根理宏、藤木かほる
色彩設計:のぼりはるこ
色彩設計補佐:大西萌華
美術監督:三宅昌和
撮影監督:青木孝司
撮影:スタジオトゥインクル
編集:内田恵 大岩根力斗
3DCGディレクター:小俣美季
音響監督:飯田里樹
音響効果:出雲範子
音楽:朝比奈健人
音楽プロデューサー:佐藤圭一
アソシエイトプロデューサー:三島尊頼
音楽制作:Odd Entertainment Inc.
音楽協力:テレビ東京ミュージック、ダックスプロダクション
チーフプロデューサー:矢橋清志、立野智弘
プロデューサー:林秀耶、村上龍太、山内学、大森慎司
アニメーションプロデューサー:藤原和博、熊谷侑也、松田桂一
制作デスク:石川雄大
制作チーフ:肥後洋輝
設定制作:石川鈴音
アニメーション制作:SynergySP
アニメーション制作協力:MarvyJack
キャスト
ペチカ:井上ほの花
プフレ:南條愛乃
シャドウゲール:近藤玲奈
ラピス・ラズリーヌ:悠木碧
マジカルデイジー:内田真礼
アカネ:小清水亜美
クランテイル:伊瀬茉莉也
メルヴィル:三上枝織
御世方那子:ジェーニャ
リオネッタ:M・A・O
@娘々:鬼頭明里
チェルナー・マウス:長縄まりあ
ディティック・ベル:富田美憂
夢ノ島ジェノサイ子:鈴代紗弓
マスクド・ワンダー:ファイルーズあい
のっこちゃん:澤田姫
キーク:潘めぐみ
ファル:かないみか
スノーホワイト:東山奈央
(コミックナタリー)