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このレビューはネタバレを含みます▼
キス無し、エロ無し、BL展開無し。鉛筆描き。
シーモア島で回答いただいた作品。面白い飲み物が沢山出てきます。ありがとうございます。
Cl 高校生の日常。難病。違和感のある緑色の髪と瞳。金糸のように扱う気持ち分かる。真っ黒で光のない瞳に不安、絶望、闇を感じてしまう。
菜園モノクローム 共犯。相手を「きれい」と思うところにBLの雰囲気を感じる。相手のせいにしているようにも受け取れるけれど裏返せばそれが慕う気持ちのようで「BLジャンル」の魔法にかかっている。
実は長年フルカラーではなく髪や瞳だけに一貫して色がついている作品をずっと見たかったので回答いただけて念願叶いました。2色刷りでもTシャツだったり背景だったり それはそれで良い物なのですが やっと出合えました。この作品、葉の緑には色がないのに夕日にあたってる髪はきちんと濃淡があるんです。光があたってるんです。好きな演出です。良かったです。
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@読み放題 寄宿舎もの好きはご一読を
6号に、水谷フーカ「Cl」の単行本の続きが載ってます。
また、全号通して、のばら「偽作舎」シリーズ(寄宿学校が舞台の群像もの)が掲載されています。単行本化は立ち消えになってしまっているようなので、寄宿舎もの好きはとりあえずこの雑誌でご一読あれ。耽美過ぎず明る過ぎず、個人的にかなり好きなバランスです。以下、シリーズ各話。
・1号「ベクトルの行方」子供っぽい自/殺志願者リンデンと温室の主マルベリの話。マルベリの心情が切ない。
・2号「妖精事件」監督生カイドウと妖精が見えるマヒワの話。願いのような嘘、夜のバラ園に妖精に紅茶、たまらん。
・3号「亡霊の恋」旧校舎のきもだめしと、置き去りにされた決着のつかない幽霊のような恋心。
・4号「かつて天才は」聖歌隊の天才の残像。天才をとらえられるのは天才しかいない、わかっていても寂しい。
・5号「花泥棒に花束を」1、2号のキャラにもう一人加わった、園芸部の日常的話。
・6号「ほんとうのきみ」こちらも園芸部の一コマ。マルベリがかわいい、それで良いそれだけで良い。
以上各話感想、それぞれは星4つ。
キャラクターが多いので、本当はまとめて読めたら嬉しいんですがね……まとめて読むと星5つってタイプの作品群なんですがね……この雑誌の最新6号が数年前ということを考えると……(涙)。
著者サイト「鬱鬱」でも色々エピソードが見られます。
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作家:
櫻井圭登
ジャンル:
写真集
巻数:
1巻
価格:
2,700pt
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