このレビューはネタバレを含みます▼
シリーズおまとめセット。「別れは朝まで待って」エメリーヌ王女は、自分とそっくりなヒロインアンナを自分の身代わりに立て愛する男の下へと消えた。お人好しなアンナは事情を知りそれを継続するのだが、ヒーローゼイル王と恋におちてしまうのだが、その間の2人のやり取りがなかなか面白い。いつバレるのか、恋物語のヒロインはどっちだとわくわくしながらの読書は、事象毎にヒロインのすげ替えをして楽しんでいた。けれど、それも早々に終了。島へのデートでお互いを知りあってゼイルの望む女性はアンナであることは明白でそういう流れを楽しんだ。嘘をついている事に罪悪感を感じているアンナと真実を知って苦しむゼイルに同情するが、特にP112の腰かけている壁が透き通り街並みが向こうに見え、まるで空中に浮いているかのようなゼイルの姿が痛々しいのと悲しいのとで悲壮感と虚無感が漂い印象的な場面になっていた。まさか王女は双子なんて驚きでした。星5「シークの拒絶」ヒロインエメリーヌ王女は実父と対面時に、自分は王家の汚点と言われ育ったことが両親のせいだと悪態の一つもつかないのは不自然に思えた。アンナと入れ替わっても秘書として使えない自分を誤魔化しきれない彼女は早々に身バレした。ヒーローマキンは遺伝性疾患キャリアとして子供は作れない事から結婚はしないとしていたが、余りその苦悩は伝わらない。エメリーヌもマキンに出会って人柄に変化はあるが今までの苦悩もあまり伝わらず残念。とにかく体調が悪い、我儘だけが伝わりあまり楽しめなかった。だが、王妃の言葉「私に似てほしかった」には涙が止まらなかった。星4