阿弥陀先生のデビュー作品。もう最初から先生の独特な空気感や世界観は確立されていたんですね。何を読んでも、ほんわか優しく癒されます。乾いた心に潤いを与えてくれるようです。
リーマンでノンケ同士の恋ですが、違和感なく読めます。後輩の安達がいい
キャラで可愛いんです。どこか抜けてる天然で、ちょっとズレてる所もあるんですけど、真っ直ぐな想いは周りが見えないくらい、森先輩に注がれています。ちょっと周りも気にした方がいいよ(笑)好きで好きで、泣いちゃうくらい好きで、ほんと犬っころ(本の表現)のようにしっぽ振ってるのが見えてきそうです。そんな安達が可愛いくないワケがない。森先輩が、安達の気持ちに向き合って受け入れようとした事も、とても自然で好き。ちゃんと安達の事見てきて、ちゃんと理解してますもんね。だからノンケ同士でも、こういう恋もあるよね〜って思えちゃいます。
表情豊かなところとか、間のとり方とか、可笑しくなる。さすが、上手いなぁ。だからほのぼのしてるんですねぇ。ほんと好き。朝、寝起きの森先輩の顔が、おじいちゃんみたい(笑)カッコいいも、カッコ悪いも全部さらけ出して、この先も…お幸せに。
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