「私はぜんぶ、あなたのもの」
高級娼婦とペルシア海軍士官の命をかけた恋──
歴史ロマンの名手がおくる、愛と情熱の一大叙事詩!
東地中海でその名を知らぬ者はない高級娼婦、『黄金のロクサリーヌ』。彼女は、客として訪れながら自分に指一本触れようとしない海軍士官・ガッシナと言葉を交わすうちに急速に惹かれていく。そしてガッシナもまた――。
生き別れの妹を救うため、良い条件の金持ちに見請けされねばならないロクサリーヌと、海将メムノンの元で将来を嘱望されるガッシナ。許されるはずのない恋は一途な二人を呑み込み、激情の渦に運んでいく。
榛名しおりが放つ、渾身のヒストリカルロマン!
内容(「BOOK」データベースより)