「世界の終わり」物が好きなんですが、終末半年前〜その時までという時間の長さを3部作にしてじっくり描いた息の長さがすごい!これは1作目で、『カウントダウン・シティ』に続きます。
シンプルで硬派でSFっぽい、このタイトルが目に飛び込んできたお
かげで、この3部作に出会うことができました。人間として当然の恐怖や迷いはあるのに、それでも精神の芯がすごく強くて、淡々と世界の終わりを刑事として生きていく主人公が大好きになります。世界の終わりのくせに、妙に地味でリアルな、入り込んでしまう世界観。
読み終わる頃には「この世界と主人公が、あと2冊読める!やったー!」となります。
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