しみじみ。赤川先生の小説を初めて読んだのが中学生の頃。当時コバルト小説の雑誌が売っていて、その雑誌に赤川先生の小説が連載されていて面白かったので単行本で集めだした。で、本屋のコバルト棚(?)近辺にあったラノベにも手を出して、またまたその付近
にあったBL小説にも手を出して…と私のラノベの手当たり次第はそこから始まった(笑)それまでは純文学やら歴史小説やらたまにジュニア文庫的なものを読むだけだったのに…で、この小説の爽香さんは多少年上ではあるけど、ほぼ同年代。私が20代の頃から購入していて小説の爽香さんと同じ様に年を取って…ついつい時間の経過を考えてしまった。いやぁ。年を取ったなぁ。主人公は能力はあるし人望もあるのに何故かついていない。うーん。でも(事件とかは非現実的だけど)等身大の少女から大人へそして初老に…(笑)とその時々のよくあるような悩みや思い。恋や恋愛や愛情。生活。読んでいて身につまされる。ほぼ?毎年出るのでまた一年たったかぁと考えてしまう小説でもある。あと、密かに赤川先生がお元気で小説を書き続けているんだなと確認していたりもする。
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