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作品内容

武蔵野にたたずむ料理屋「左近」。じつは、男同士が忍び逢う宿屋である。宿の長男で十六歳の桜蔵にはその気もないが、あやかしの者たちが現れては、交わりを求めてくる。そのたびに逃れようとする桜蔵だが。

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レビュー

左近の桜のレビュー

平均評価:4.0 4件のレビューをみる

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高評価レビュー

美しい幻想絵画の連作
長野まゆみさんの作品を初めて読みました。1,2巻は12編の、3巻は4編の物語が入っています。それぞれが味わいの違う美しい幻想絵画だな、と思います。著者は美大卒ということで、さもありなん、でしょうか。私が一番興味を持つのは、桜蔵という男の子を通して、著者が何を「女」と表現しようとしているのか、というところです。連作ですが、お話に整合性はあまりなく、ストーリーよりもイメージへと読み手を引きずり込む。皿の上で全てを混ぜて再構築する。それは黄泉の国のイザナミのようにも、子宮のようにも思えます。そんなふうに自分の内側で遊んでしまう作品です。好みは分かれそうですが、私はとても良いと思います。
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2件
2021年1月3日
長野先生のお話の中では分かりやすい
長野まゆみ先生のお話は、独特で、実際に書かれていないことを想像で膨らませながらよみ、色気を感じることが多いのですが、最近の先生の作品は分かりやすく、こちらのお話も読みやすいです。続きものですので、私も最後まで追いたいと思っています。
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1件
2023年6月22日
モヤモヤ
続きものとは知らずに「左近の桜」のみ読了。BL小説かと問われると違うような気がする。伝奇的とか耽美的ということなのでしょうが、同じような展開の連作短編に途中で飽きてきた上に結末らしい結末にも至らず、なんとも消化不良でモヤモヤした読後感。
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1件
2020年6月13日

最新のレビュー

夢と現の境界線がせめぎあう
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 長野まゆみ先生初読みでしたが、なんとも不可思議で独特な世界観でした。まるで幻想小説のようなオカルトミステリのようでもあり…いやはやよく分かりませんが、とても伝奇的なのでしょうか。
桜蔵がうかつなのか、彼に触れたいあやかしたちが上手なのか。まさに煙に巻かれるというような曖昧な物語の連続で、読了後もしばらくぼんやりとしてまとまりのない思考でフワフワしています。とにかく、全てがあいまいと言いますか…
とある事情から「左近」に居候することになる教師の羽ノ浦先生と、彼を慕う桜蔵の弟千菊くんに惹かれてやまないのです。普段はパッとしないお人好しの生物部顧問教師がお酒が入ると人格が変わる?どうにも彼の実態がつかめない。
自宅の庭でいつも捕虫あみをふりまわしているという、ユニークなゆで玉子大好きっ子生物部の千菊くん。昆虫図鑑と標本作りも好きで、白雪こうをしばらく眺めて番茶に溶かして飲むとか。もうこういう意味のわからないユーモア溢れるかわいこちゃんキャラは気になってしょうがない。

ただ、柾や遠子らが桜蔵に対して使う「女」という言い回しは、私にはどうしても差別的な表現としか感じられなくて好ましくなかった
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1件
2024年9月27日

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