他の講談社キャラクター文庫にあるような後日談でもなければパラレルでもない、本編の合間に起きた番外編として書かれたエピソードです。
小説版ならではの切り口として、昨今の戦隊では触れられないことが多い侍戦隊と政府の繋がりや便乗して暗躍する諸外
国の描写、一概に手放しでは喜べないビターエンドなど、全体的にテレビのメイン視聴者以上の年齢向けのハードで暗いストーリー仕立てになっており、その辺が好き嫌い分かれるところかなと思います。
あとタイトルにもある通り話のスケール。詳細は是非読んでほしいところですが、今回の敵は下手したら原作のどの敵よりも被害を出しているようにも見受けられ、その辺が「本編の合間の出来事」としては無理なくないか?とか本編のメインライターの小林靖子氏を差し置いてこんな話作っていいの?…なんて思ったり。
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