深層神話世界へのガイダンス、夜明けの夢のなかから湧いてきた、オテントサマに告げられたフシギな大人の「メルヘン」、生と死のモザイク――コガネモチ、まっ黒サロマ、クートケー、タンポポ雲、ノンちゃん・修行中!、オキナの恩送り、イカズチ、ヤミの神、罵倒のバツ、外にでた脳の10譚、基調テーマは「近未来ニホンジンを物語る」です。どの民族も固有の神話をもっています。ニホンジンも独自の神話のなかで生きています。いまニホンジンは、近未来の神話を創りはじめています。「近未来ニホンジンの誕生譚」としてひそかに語られている近未来神話物語は、癒しからカタルシス、タマシイの浄化をとおして、真なる「自分」の発見をもらたすガイダンスとなるでしょう。ニホンジンはいま、自分たちの新しい神話――破壊から創造へ、死から再生へ、二から一へ――を倫理的に創りはじめています。「オテントサマの神話」シリーズは、この表層セカイと深層無意識セカイのメビウスワールドを往き来しつつタマシイを心奥から揺さぶる仕掛けを満載し、第11巻目をお届けします。