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花晶奇譚

月夜堂

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作品内容

医学生の史彦は、田舎の蔵で薬の材料となる結晶を見つける。その匂いをかいだとき、「医の仙人」の仕者、花晶と出会った。代々医者の家系の史彦と花晶は、手を取り合って生きてゆく。医者モノファンタジー。
同時収録の「ハナビラ・エポック」は女の子ばかりのファンタジー・ラノベ。「花晶奇譚」の史彦と花晶が作った看護師学校が舞台。花片高校の学生は、みな、「病の魔」に対する特殊な能力を持っていた。落ちこぼれ学生のパコは風の仕者、海の仕者たちと共に魔と戦うことになる。

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花晶奇譚

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医学生の史彦は、田舎の蔵で薬の材料となる結晶を見つける。その匂いをかいだとき、「医の仙人」の仕者、花晶と出会った。代々医者の家系の史彦と花晶は、手を取り合って生きてゆく。医者モノファンタジー。
同時収録の「ハナビラ・エポック」は女の子ばかりのファンタジー・ラノベ。「花晶奇譚」の史彦と花晶が作った看護師学校が舞台。花片高校の学生は、みな、「病の魔」に対する特殊な能力を持っていた。落ちこぼれ学生のパコは風の仕者、海の仕者たちと共に魔と戦うことになる。

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

出版社

：メディアチューンズ

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2014年10月17日

ファイルサイズ

： 1.1MB

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

花晶奇譚のレビュー

平均評価：5.0 5件のレビューをみる

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高評価レビュー

たい焼きさん

(－/－) 総レビュー数：80件

花晶奇譚シリーズ①

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ まず艶やかで美しい花の表紙が目に留まりました。
vividな色合いにビビッと反応したわけであります。

物語は花晶奇譚シリーズの中心人物である須賀史彦と医の仙人の仕者である花晶との出逢いから始まります。場所は緑豊かな山が連なる安積の村。須賀家は医の仙が選んだ家で当主となる人物は医の仙の仕者と一生を共にします。史彦は大学一年生の夏に花晶と出逢い生涯を共にすることを誓い、数年後に祖父に次いで須賀家の当主に選ばれます。史彦は医の神が選んだ特別な人物。
現代医学では解明できない病気があり、その原因となる「魔」。須賀家の前当主である祖父が魔を封じる力を持つ各地の医師達の拠点病院となるものと裏山の奥に看護学校を造り、史彦が院長と校長を兼ねています。史彦は魔に対応できる全ての医師と看護師を把握していて、魔に見合った者を送り出す司令塔の役目を果たしています。ただ史彦自体には魔を封じる力はありません。

本作の『ハナビラ・エポック』は須賀の花片看護学校での出来事が舞台で登場人物達が「魔」に対峙し封じる内容でシリーズの他作に繋がっていく展開でした。シリーズの重要人物達が多く登場しますが(相関図を入れてもらえたら有難いです)特に魔を鎮める力を持つ葉子は本人も自覚していない強い力があるようです。同級生の流香は体内に入りこんだ魔を飼い慣らしていることが特徴。魔にさらわれた芽生はどうなるのか等々気になる展開でした。人間でありながら数百年生きている子薫と相棒とも言える子天狗の翠嵐はシリーズの『子薫仙郷』に登場しますが、本作の子薫の口調がシャープで『子薫仙郷』の時とは違い新鮮でした。

本作後半は史彦と花晶のお話に戻ります。医の仙の仕者ではなく人間となり史彦と子を成すのかどうか。人間となることで命に限りが生じてしまうので、それを阻止したい史彦ですが医の仙達は2人が子を成してほしいと願っているようです。

独特のファンタジーの世界観が気に入り、全作を読みましたが「次はどうなるの？」と気になる展開がやみつきになりました。面白い。
レビューで教えて頂いた通り『花晶奇譚』→『吉夢結』→『球環譚』→『胎華』→『子薫仙郷』の順に読みましたが、シリーズは完結していないと思いますので続きを読みたいです。2013年11月発行。

0件

2022年11月3日

わっきゃさん

(－/－) 総レビュー数：4889件

'病の魔'シリーズの1作目

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 《BL小説》医療系ファンタジー

月夜堂さん作品〈'病の魔'を封じる力を持つ医師〉シリーズのこちらが始まりの話となるのかな。

'魔'が原因の病は、'魔'と対峙出来る医師と看護師が協力して治療にあたる。その医師と看護師の誕生や訓練そして'魔'がわかる一冊。分かりやすい世界観で読み応えあり面白かった。

◆冒頭話は、代々医師家系の医学生1年須賀史彦が祖父同様に〈'病の魔'を封じる力を持つ医師〉となるきっかけの話。神秘的な芳香を持つ《医の仙人》の仕者花晶(生涯の伴侶)との馴れ初め。

◆次、史彦と花晶が作った看護学校が舞台。 '魔'に対する特殊能力を持つ子達が看護師を目指し、高校〜看護学校と5年間全寮制で学ぶ。学生や先生や仕者など登場人物多数で、みな能力も性格も個性的なので妖怪学園的な面白みがありとても楽しい◎消えた学生が心配。

◆史彦と花晶の後日譚。祖父から継いだ須賀病院は、全国の〈'病の魔'を封じる力を持つ医師〉のネットワーク拠点司令塔に。重要ポジの史彦と花晶。全ての仙人さまが望むのは須賀家跡取り!! 百々桃仙人さままで登場されてどうなるんだろう。寿命ある人間になる事に躊躇ない花晶と、阻止したい史彦の葛藤も良き◎

(花晶奇譚→吉夢結→球環譚→胎華)

4件

2021年6月3日

lviv さん

(－/－) 総レビュー数：3122件

病の魔1作目。後半は系列看護学校。

小説、読み切りの連作シリーズy。

先のレビューさんに感謝！
読む順番がわかって良かった！

とりあえず、現在5冊？
＜1本作：花晶奇譚→2：吉夢結→3：球環譚→4：胎華→5（スピンオフ？）：子薫仙郷＞
本作は馴れ初め的に中核的な人物、文彦と花晶の出会いの話。

とはいえ、このシリーズ、けっこう話のつながりはバラバラで、どれも単品で読めそうな。
もっと現在ある上記作品、各巻それぞれの話の合間に、いろんな話が沢山ありそうなんだけど！？！？

まぁ、なんでもいいです。
いくらでも読めます。もっと欲しいです！もっと読みたいです！
続編、続刊、いくらでも、お願いします！！！

2件

2021年6月29日