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「騒ぐな、新選組だな!」壁を背に鞍馬天狗の凛とした声。角兵衛獅子の少年・杉作を囮に、天狗を取り囲んだ新選組。「ああ、おいらのせいで──」幼い胸を痛める杉作。そこへ隊長・近藤勇も新手をひきつれ駈けつけてくる……幕末の京の街に、入り乱れて闘う勤皇の志士と新選組。大阪城代あての密書を奪った鞍馬天狗だが、謀られて地下の水牢に閉じこめられる。恩人を助けようと城へ忍びこんだ杉作少年も袋のねずみ……時代小説の名作「鞍馬天狗」シリーズの第一弾!