母は日本赤軍最高幹部の重信房子、父はパレスチナ人の戦士。娘の名「メイ」は、日本赤軍がイスラエルのテルアビブ空港で乱射事件を起こした1972年の5月(May)と革命の「命」に由来するという。73年に生まれ、幼少時から身分を偽り潜伏生活。難民キャンプなど各地を転々とし、2001年に日本国籍を取得するまで、無国籍だった――。「欧米の思惑で中東はどう振り回されたのか」。銃声と偏見と差別の中で強さと優しさを培った二つの祖国を持つジャーナリストが、過酷な半生をふり返り、未来を語る。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数5700文字/単行本換算で8ページ】