この作家さんがこんな時代にこんな濃いSFを書いてたんだ、というのが素直な感想です。
大戦争で文明ごと荒廃してしまった世界。
それ自体は定番とも言える設定ですが、とにかく世界観が独特です。
戦争が起きた経緯、その手段、状態・・・
その
後に出現した、本作の舞台となる異様な都市。
なんでそんなことでそんなことをと思いたくなる反面、この本が書かれた時代のことを考えると奇妙な説得力もある世界。
そんな中を真っ直ぐな気性の主人公が冒険していきます。
SFや冒険が好きなら読んで損はない作品です。
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