「俺はどうしたらいいんだ」と弱音を吐いた。「このままじゃUSENがつぶれちゃうよ」。涙が頬を伝った――24歳で起業、やがて父の創業したUSENを引き継ぎ、「ヒルズ族」のひとりとして脚光を浴びた宇野康秀氏。リーマンショックの直撃を受け、巨額負債返済のため虎の子の会社を次々と売却するなど苦汁をなめたが、一度は追い出されたUSENにも復帰し、着々と復活への地歩を固めつつある。したたかなまでの諦めの悪さの底に何があるのか? 本人や関係者の証言から探ってみる。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:6000文字/単行本換算で9ページ】