いまいちやる気のない従業員で売り上げが落ちこむ中堅ホテル・フィデルホテル。支配人の永野は悩みながらも改善策を打ち出せないでいた。そんなある日、大学で社会心理学を教えていた変人教授が社長職に就くことに。彼が打ち出した案は“従業員総選挙”。落選すれば解雇もやむなしという崖っぷちの投票制度。ざわつく従業員を尻目に、さらに管理職の投票も行われた! 混乱しつつもなんとか新体制が整い、徐々にそれぞれが新たなやりがいを見いだしていき……。『県庁の星』の著者が描く、感動のエンタメ小説!
※本書は、2016年6月1日に配信を開始した単行本「総選挙ホテル」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)