小学生のエピソードは兎に角、丁寧で豊かな表現で描かれていました。主人公の幸成と優羽子の気持ちがよくわかって、読んでるこっちもくすぐったいような気持ちになりました。ただ、話が淡々と進んでいくので、このペースで行くと続編があるのかと思っていまし
たが、そこから時間は急に流れ高校生にジャンプします。全く別の話か?と思うような変化でした。幸成は女の子が夢の中に出てきますが、会った事がないはず・・・・同じように夢で幸成と会っていた優羽子と出会ってあるはずのない記憶の欠片探しを始めます。本巻で完結しますが、SF要素も出てくる後半は急ぎ足な感じがして、残念でした。シリーズものにしてもっと丁寧に話を進めても良かったのではないでしょうか?
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