大事にしたい人、してくれる人、いい人悪い人、どちらか分からない人、善意に悪意に遺志に陰謀まで、ドキドキすること、暗い気持ちになることがなんでもかんでも全部入り!
ものの質感や服装の仔細、場所の雰囲気から空気・湿度までなにもかもが見事に描写さ
れています。
必要悪として作られた“ヒロインの足を引っ張る担当”が足を引っ張りすぎるというのは他の著書では見られがちですが、この著者の作品ではそれがありません。
わりと、悪いやつはスマートにやっつけられるし、悪意のない足枷担当者はこれもまたスマートに軽くなります。
読んでいて気持ちがいいというのは妙な感想かもしれませんが、スカッとします!
おみごと!
細かいことは言いません、おすすめいたします。
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