人生はクソッタレなほど厳しい。
そして、だからこそ、ラノベのファンタジーが求められるわけだ。ただし、本当のファンタジーというのは、決して絵空事じゃない。リアルと合わせ鏡になっているからこそ、ファンタジーは説得力を持ち人を感動させる。
もちろん、その中で語られる言葉も。
この本では数多くのラノベの中から、ファンタジーだからこそ、リアルに何かを語っているような、そんな言葉たちを選んだつもりだ。
もしこの本が、読む人のリアルを勇気づけるきっかけになったとしたら、著者としてこんなにうれしいことはない。
では、そろそろ本を閉じよう。リアルに戻るんだ。
ファンタジーの言葉を携えて。
「あとがき」より一部抜粋―――――