何となく嫌い。わからない。でもルイヴぃトンやギャラリーペロタンからは認められれている。という私の中で不思議な存在村上さん。
この本を読んで目から鱗でした。
この人天才じゃないのかめっちゃ努力してるやん。(本の中では天才じゃないと言ってい
ます。もちろんちゃんと才能は持ってらっしゃいますが)
しかも努力する方向がコミュニケーション、営業。ものすごく耳が痛い本でした。
自分は欧米のファッション業回で働いていてアートとはまた違う世界なのですが共通している部分もたくさんあって村上氏の言う通り自分は日本脳なので制作活動こそが神聖、営業活動は邪悪 というような思考があって(実際は不得意)営業活動から逃げていたら今の技術職に収まりました。でも本当はアーティストやデザイナーになりたかった自分!という痛い痛い自分に気づかされました。
村上さんの集団で働くことからうまれる作品のすごさというのは今の現状にものすごくあてはまるので(私は歯車のほうですが)だからこそてっぺんの人がどういうコンセプトでプロジェクトを立ち上げるのの大事さに気づかされました。いろいろな思考法を惜しげもなく書いてくださっていてありがたかったです。
あとMs kokoの制作秘話がかなり面白かったです。自分に足りないものに気づかされる本でした。ありがとう。村上隆!
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