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撮影現場の即戦力として瞬く間に人気を集めた『マスターショット100』に、待望の第二弾「ダイアローグ編」が登場。カメラワーク次第で名作にも駄作にもなるという残酷な事実に恐れおののくなかれ、セリフ以上に雄弁に語るカメラワークの極意を会得するのだ。
本シリーズを読めば、本格的な映像を撮るために予算は関係ないとわかるだろう。力のあるシーンはカメラの位置や設定、俳優の動きや演出から生まれる事実は、特に会話シーンに顕著に現れる。会話シーンを徹底的に研究した本書の撮影テクニックを学べば、会話シーンを最大限に力強く描くことができるので、俳優からベストの演技を引き出しながら、ストーリーのポイント、感情や微妙な意味合いを明確に表現できるようになる。
他の監督とは一味違う演出をしたいと望む監督は数多くいるのに、会話シーンとなると標準的な、月並みな方法に落ち着いてしまうことが多い。観客にとっては文句もないだろうが印象にも残らないだろう。しかし会話シーンをクリエイティブに撮影することができれば、ストーリーに潜在する深い本質を掘り起こすことができるのだ。
本書を読み、自身のアイデアと組み合わせながら果敢にクリエイティブな映像を探求していくことで、素晴らしい作品が誕生すると確信する。