「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、レトロで心温まる連作短篇ミステリー。
1971年。元刑事・蓑島周平と元医者・花の夫婦の駐在生活も板についてきた頃。新たな仲間、柴犬のミルも加わりのんびりした生活……と思いきや、相変わらず事件の種はつきないようで――。平和(なはず)の田舎町を、駐在夫婦が駆け回る!
日曜日の雪は、落とし物
子どもたちが作った雪だるまが……歩いていなくなった?
木曜日の滝は、逃亡者
指名手配犯の目撃情報が! 見つかった場所は――?
土曜日の涙は、霊能者
村を騒がせる自称霊能者の女性。彼女の目的は?
火曜日の愛は、銃弾
兄弟喧嘩があわや殺人事件に。その悲しき真相とは?