今まで読んだ作品の中でも、かなり重いなぁ…中盤を過ぎても木嵜(受)の無知さや愚かさにモヤモヤ、イライラして途中、何度読むのをやめようかと思ったくらい。私は地雷はないし、こんなのは初めてかも。でも読み進めていくうち、そうならざるを得なかった木
嵜の境遇にもようやく寄り添えるようになってきたり…。いや、でも。それでも他にやりようはあっただろうし、別の未来もあっただろうに…。本当に辛くてやるせなかった。誰も幸せになれない、こんな未来はイヤだ。ほんのひとときだけでも木嵜と零は幸せだったのだろう。でも、もっと幸せになる道だってあったはずなのに…。ただただ、やるせない。私ならこんな未来を引き寄せないために、もっと賢くありたい!と思ってしまう。でも、木嵜のその純真無垢さこそが零を惹き付けてやまなかったのだろう。そう考えれば、これが必然だったのか…?零がその両翼で木嵜を抱き締めるのが印象的だった。(人外ものではありませんよ!)
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