大好きな作家さんですが、これまでで一番タイトルと作品の内容が合わず、正直にいうと勿体無いというか、レーベルのコンセプトとあってないように感じました。
恋愛ものというよりは、社会派というかメッセージ性のある作品だと思います。
親目線、子供
目線、保育者目線、それぞれが抱える不安や葛藤が繊細に描写されていて、社会の中で期待される役割や仮面を被らないといけない息苦しさへの問題提起も感じられました。
登場人物のキャラクターもしっかり設定されていて、読後にもやもやした感じもなく良く纏まっている作品でしたが、恋愛小説と思って読み始めていたせいかちょっと物足りない感も否めず・・・評価低めでごめんなさい。
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