シリーズ本編9作め。今回もまた興味深いキャラが登場しました。嘘か真実かは別にしてオーラが見えるという話は聞いたことがありますが、まさかのものが見える人がいるとは…新鮮な設定でした。シリーズも後半にきて、ある程度先生の作風にも慣れた所で今更感
がありますが気づいた事があります。それは、先生が「重大な謎の真相に差し掛かるかなり前と直前と、少なくとも2回はヒントを与えて下さる」という事です。ご丁寧に「違和感を感じた」などと注意喚起して下さるので、鈍いなりにアレコレ予想してみたり可能性を考えてみたりするものの、推理は外れまくり二度めのアテンションでも気付けないしで悔しい反面、「流石、先生」と思いました。今回は、派手な事件はないけど人間関係の複雑さと闇の部分を掘り下げた重いテーマと、映のフェロモン関係の軽いドタバタとのバランスがちょうど良かったです。
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