さすが!と思うほどしっかりとしたストーリー構成で、展開がある程度予想できてしまうにもかかわらず、楽しめました。策士、との事ですが、おばさん目線で言わせてもらえば、ボケ坊ちゃんです。肝心な事をヒロインに伝えず、自分の気持ちがなぜ伝わらないのか
と悩むヒーロー。のちに、自分の不覚に呆然とする様は、頭脳明晰なのに、とくっくっと笑えてしまいました。
対してヒロインは、いじらしい。身体が弱く学校行事などさまざまな事を諦めて来たのに、常に前向きで精神力があり常に周りを気遣えるステキな女性です。一回り以上年上で警察官僚であるヒーローの立場を慮り身を引こうとする姿は、健気でした。
中判あたりで、想いが通じ合うので、長く焦らされることもなく良かったです。
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