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栄養学とは何か? エネルギー代謝,カロリー需給,消化など,20の章に分けてつづるなかで,この生命をささえる栄養とはどのようなものかを格調高くつづる.本書により,われわれは健康に生きていくための,知恵と啓示を与えられるであろう.
目次
はしがき
1 栄養学への招待/健康食について 栄養学の三本柱 揺籍期から今日まで
2 栄養素について/食物の成 炭水化物 脂肪 蛋白質 無機質 ピタミン
3 エネルギー代謝/代謝とはなにか エネルギー代謝の測定 重要な基礎代謝量 基礎代謝基準値
4 カロリーの需給/カロリーの需要量 カロリーの供給量 カロリーの出納
5 消化/消化とは酵素のはたらき 口から胃まで 腸のはたらき 消化しやすさということ 植物性食品と動物性食品
6 炭水化物の栄養/澱粉について 吸収された糖のゆくえ 炭水化物の異化過程
7 脂肪の栄養/脂肪の利点 肥ること・痩せることケトン体 脂肪 代謝の生化学 コレステロール
8 蛋自質の需給/蛋自質の交代 窒素平衡 蛋白質の必要量 蛋白栄養と生理的機能
9 蛋自質の栄養価/不可欠アミノ酸とは 不可欠アミノ酸と可欠アミノ酸 自質の栄養価の生物学的評価アミノ酸組成による評価
10 ミネラル/栄養における無機質 カルシウム リン マグネシウム 鉄 微量に必要な元素
11 水と電解質 身体内の水 体液の区分 水分の出納 電解質の出納 浸透圧の調節 水分の異常 酸塩基平衡
12 ビタミン
一、脂溶性ビタミン/ビタミンの乱用 ピタミンの歴史 ピタミンの栄養上の必要性 ビタミンの分類 ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK
二、水溶性ビタミン/ビタミンB群 ビタミンB1 ビタミンB2 ニコチン酸 ビタミンB6 パントテン酸 ビオチン 葉酸 ビタミンB12 ビタミンC
13/食品の栄養学 食品群 穀類 マメ類 肉類 乳および乳製品 タマゴ類 野菜と果物 イモ類 油脂と砂糖
14/調理と栄養 保存と食品の栄養価 廃棄部分に栄養が多い 水溶性成分の損失 加熱調理による功罪 加熱による成分の変化 ビタミンの破壊
15 食欲/摂食を調節する中枢 食欲をおこさせる因子 空腹感と満腹感の発現 味覚 渇感
16 生活環境と栄養/理想と現実とのへだたり 嗜好の形成 環境による影響 経済的条件 タブーについて 風土
17 健康と栄養/健康とはどういう状態か 個人と集団の健康 成長期の栄養 女性の栄養 老年期の栄養
18 成人病と栄養/平均寿命 肥満と糖尿病 動脈硬化 ガン 長寿のために
19 栄養所要量と国民栄養/栄養所要量は一つの目安 現行の栄養所要量 国民栄養