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地中海 終末論の誘惑

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本作品は諸般の事情により「2024年1月15日23時59分」をもちまして販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

作品内容

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

「私は地中海をこよなく愛した」。
 これは、フェルナン・プローデル著『地中海』のあまりにも有名な一文である。プローデルに限らず、地中海に接した人びとは、その光の美しさに魅かれ、そこに生きる人びとのたくましさに共感を覚えてきた。その起伏に富んだ突起物、島や半島や海峡は、歴史をつくり変える多くの「事件」の舞台となっただけでなく、いにしえから変わらざる自然の「持続」する象徴でもある。地中海は、国籍や宗教の違う人びとが愛と想像力をめぐらす豊かな地理空間であった。それは、文学から映画、歴史から思想、社会科学から自然科学、あらゆる領域にたずさわる者たちにとって、汲めども尽きぬ想像力の泉でもあった。地中海に魅了された者は、泰西や〈回教圏〉の人びとだけではない。遠くスエズやマラッカを経て、外洋で遥かに隔たる日本にも、地中海との接触を自らの学問的なモチーフとしたり、著述のエネルギー源にする人間たちが多い。この書物に文章を寄せた面々もそうである。
 さて、『地中海終末論の誘惑』と題する本書は、一九九五年十一月十一日(土)に行なわれたシンポジウムの報告と討論をもとにしている。これは、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の主催になる恒例の行事であり、地中海をテーマとしたシンポジウムで第三回を迎えた。
 この学際的な雰囲気と多彩な専門性をもつ教官たちによって、文学から歴史、芸術から宗教にいたる幅広いトピックに依拠して、「地中海」について総合討論が行なわれたわけである。(「あとがき」より)
目次
序 章 歴史のなかの地中海 ブローデルの文明論によせて
I 終末論と預言
 第1章 古代黙示文学の終末論 自然科学と終末予言
 第2章 フィオーレのヨアキムの千年王国説
 第3章 黙示録図像の変遷
 第4章 ビザンテイン思想における終末論
 第5章 コロンブスと終末論
Ⅱ イスラームの鏡
 第6章 イスラーム暦千年を迎えるオスマン社会
 第7章 天路歴程譚の系譜 イスラーム世界とダンテ
 第8章 イスラーム・スペインの終わらない終末 モリスコの予言とスペイン・キリスト教社会
Ⅲ 海からの光
 第9章 この世は恥辱と悪徳に満ち満ちているか 古代地中海社会の世界観モデル
 第10章 地中海の曙光 ニーチェの最後の港
 第11章 欲望の磁場 新婚旅行という「紋切型」について
 第12章 「東方」よ、勝ち誇れる「東方」よ シュルレアリスムと反゠地中海の神話
 第13章 終末の太陽 二篇のフランス小説をめぐって
対談 現代日本の終末論と地中海
あとがき

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作品ラインナップ 

  • 地中海 終末論の誘惑

    地中海 終末論の誘惑

    【販売終了】
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「私は地中海をこよなく愛した」。
     これは、フェルナン・プローデル著『地中海』のあまりにも有名な一文である。プローデルに限らず、地中海に接した人びとは、その光の美しさに魅かれ、そこに生きる人びとのたくましさに共感を覚えてきた。その起伏に富んだ突起物、島や半島や海峡は、歴史をつくり変える多くの「事件」の舞台となっただけでなく、いにしえから変わらざる自然の「持続」する象徴でもある。地中海は、国籍や宗教の違う人びとが愛と想像力をめぐらす豊かな地理空間であった。それは、文学から映画、歴史から思想、社会科学から自然科学、あらゆる領域にたずさわる者たちにとって、汲めども尽きぬ想像力の泉でもあった。地中海に魅了された者は、泰西や〈回教圏〉の人びとだけではない。遠くスエズやマラッカを経て、外洋で遥かに隔たる日本にも、地中海との接触を自らの学問的なモチーフとしたり、著述のエネルギー源にする人間たちが多い。この書物に文章を寄せた面々もそうである。
     さて、『地中海終末論の誘惑』と題する本書は、一九九五年十一月十一日(土)に行なわれたシンポジウムの報告と討論をもとにしている。これは、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻の主催になる恒例の行事であり、地中海をテーマとしたシンポジウムで第三回を迎えた。
     この学際的な雰囲気と多彩な専門性をもつ教官たちによって、文学から歴史、芸術から宗教にいたる幅広いトピックに依拠して、「地中海」について総合討論が行なわれたわけである。(「あとがき」より)
    目次
    序 章 歴史のなかの地中海 ブローデルの文明論によせて
    I 終末論と預言
     第1章 古代黙示文学の終末論 自然科学と終末予言
     第2章 フィオーレのヨアキムの千年王国説
     第3章 黙示録図像の変遷
     第4章 ビザンテイン思想における終末論
     第5章 コロンブスと終末論
    Ⅱ イスラームの鏡
     第6章 イスラーム暦千年を迎えるオスマン社会
     第7章 天路歴程譚の系譜 イスラーム世界とダンテ
     第8章 イスラーム・スペインの終わらない終末 モリスコの予言とスペイン・キリスト教社会
    Ⅲ 海からの光
     第9章 この世は恥辱と悪徳に満ち満ちているか 古代地中海社会の世界観モデル
     第10章 地中海の曙光 ニーチェの最後の港
     第11章 欲望の磁場 新婚旅行という「紋切型」について
     第12章 「東方」よ、勝ち誇れる「東方」よ シュルレアリスムと反゠地中海の神話
     第13章 終末の太陽 二篇のフランス小説をめぐって
    対談 現代日本の終末論と地中海
    あとがき

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