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ライトノベル
龍ノ国幻想4 炎ゆ花の楔(新潮文庫nex)
6巻配信中

龍ノ国幻想4 炎ゆ花の楔(新潮文庫nex)

590pt/649円(税込)

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作品内容

日織(ひおり)は、女の身であることを明かし、皇尊(すめらみこと)として龍に認められた。しかし世継ぎを残すために、はやく夫を迎えるよう進言する者が現れる。一方、御位を争った宿敵不津王(ふつのおおきみ)が、その座を狙い動き出す。左(さ)の大臣(おとど)・小勢乙名(こせのおとな)が彼を推すのは何故……。日織は信頼できる臣下もなく疲弊するなか、唯一心の支えである悠花(はるはな)の秘密を公にし、添い遂げたいと思うのだが、最愛ゆえに悠花が下した決断とは。

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  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

    710pt/781円(税込)

    神の眷属である龍が支配する龍ノ原では、女たちは龍の声を聞く。その能力をもたず生まれた者は闇に葬られる理。異端の一人である日織はその身を偽り男として生き、皇尊崩御にあたり次期皇位を目指す。命の尊厳を守る国に変えるために――皇位を狙う男たちの野望渦巻く闘いに日織は勝ち得るのか。そして日織の二人の妻たちを待ち受ける運命とは。壮大なる男女逆転宮廷物語、開幕!
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

    750pt/825円(税込)

    日織は二十年来の望みを果たし皇位に即いた。だが、新しい御代の始まりを龍ノ原に知らしめる宣儀の場で、龍を呼ぶ笛が鳴らない。日織を妬む者の仕業か。一方、反封洲の有間が訪れ、一原八洲の律を犯すことを要求する。そして、妻の悠花が消えた。全ての試練は、偽りで御位を手にした己への罰なのか――最愛の妻を取り戻し、国を守るために下す途轍もない決断とは。男女逆転宮廷絵巻!
  • 龍ノ国幻想3 百鬼の号令(新潮文庫nex)

    590pt/649円(税込)

    央大地(ひさしだいち)の八洲の一つ、反封洲(たんのほうしゅう)国主の長子・伴有間(とものありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍ノ原(たつのはら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!
  • 龍ノ国幻想4 炎ゆ花の楔(新潮文庫nex)

    590pt/649円(税込)

    日織(ひおり)は、女の身であることを明かし、皇尊(すめらみこと)として龍に認められた。しかし世継ぎを残すために、はやく夫を迎えるよう進言する者が現れる。一方、御位を争った宿敵不津王(ふつのおおきみ)が、その座を狙い動き出す。左(さ)の大臣(おとど)・小勢乙名(こせのおとな)が彼を推すのは何故……。日織は信頼できる臣下もなく疲弊するなか、唯一心の支えである悠花(はるはな)の秘密を公にし、添い遂げたいと思うのだが、最愛ゆえに悠花が下した決断とは。
  • 龍ノ国幻想5 双飛の闇(新潮文庫nex)

    750pt/825円(税込)

    日織(ひおり)が皇位を全うすることを願い、悠花(はるはな)は「妻」の座を捨て、龍ノ原(たつのはら)を出立した。女として生きた姿を護領衆・悠火(ゆうび)に変えて、龍ノ原の北に隣接する逆封洲(さかのほうしゅう)へと潜入する。そこは若き国主・末和気(すえのわき)が治める豊かな国。だが、政(まつりごと)は、母の遠音(とおね)が牛耳っていた。日織が隣国との関係を築けるよう、知謀の才を尽くす悠火。しかしその頃、日織に不津王(ふつのおおきみ)が皇尊(すめらみこと)の譲位を迫る一触即発の危機が襲う!
  • 龍ノ国幻想6 双飛の暁(新潮文庫nex)

    710pt/781円(税込)

    悠花(はるはな)が姿を消し、日織(ひおり)は失意のなかにあった。そこへ不津(ふつ)が附孝洲(ふのこうしゅう)国主・目戸(まと)と共に軍勢を率いて龍ノ原(たつのはら)へと進軍する。龍に守られし神聖なる地が戦場となることを避けるため、護領山(ごりょうさん)を越える決意をした日織。向かうは反封洲(たんのほうしゅう)・有間(ありま)の許へ。神に背く行為は、はたして英断か。そして仮の夫である夏井(なつい)に、悠花を捜す役目を託すのだが……。はたして、皇尊の謀(はかりごと)は希望への導きとなるか!?

レビュー

龍ノ国幻想のレビュー

平均評価:5.0 3件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 心に響く声。
    ピーノさん 投稿日:2023/9/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 主人公の日織はもちろん、どのキャラもいろんな想いを抱え、必死に生きている。 唯々諾々と受け入れられない現実。 少しでもよりよい世界になってほしい、二度と差別や尊厳が失われないように、大切な人を守りたい、その想いが悲痛なまでの叫びとなっておしよせる。 決して、楽ではないけど、その困難をものりこえ、まず皇尊の地位を手に入れる日織。 でも、その後こそ、まだまだ問題は山積み。 今後も楽しみな作品です。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 続きが読んでみたい作品に
    いちょうにりんごさん 投稿日:2023/6/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 龍と龍の声を聞く人の存在はありつつも、ファンタジーにしては結構現実味のある物語です。生まれや性別、龍の声が聞こえるかどうかによって、人々の見方が違うことが分かりやすく描かれています。だからこそ、異端であった人々への仕打ちが、読んでいて辛く、私も憤りを感じました。能力ではなく、個人の特性や個性だ、という日織の冷静な意見がありつつも、育ってきた環境や刷り込まれた習慣などの影響でどうあっても受け入れられない人達の意見の対立がきちんと描かれています。差別がなぜこうも根強いのか、どうしたら人々の意識を変えられるのか、日織と同じように考えさせられました。最初に思っていたよりも話が重たかったです。 日織は皇位継承争いを勝ち抜き、人々の意識を変えることができるのかが、1〜2巻での見所です。 3〜4巻で1つの区切りとなっていて、登場人物達それぞれに試練があります。(あまりネタバレしたくなくて、順番に読んでほしいの気持ちはありつつ、2巻までとはまた違う様相を示します。戦や外交、世継ぎ、為政者の資質についてなど、皇位継承後に向き合わなければならない問題に直面していきます。苦しんで、勇気を振り絞って選択して、真っ向から闘って決断した日織達の様子を、ドキドキハラハラしながら読んでいきました。あまり主人公へのご都合主義を感じさせないところもよいです。日織の成長ぶりを見てほしくなります。) 宮廷ものですが、世界観をしっかり作っている印象があり、今後は主要人物のいる龍ノ原以外の、他の八国についてもどんどん絡めていくのかと、続編が気になります。 時代的には飛鳥〜奈良時代?くらいなのか、巻末に参考資料も多く載せられております。作中の装飾や建築に関する言葉で、イメージしづらいものもあったので、勉強したくなりました。主な登場人物紹介でイラストがあります。でもせっかくならば本編に挿し絵もいくつか欲しかったなあという我が儘な気持ちが少し残ります。 続きを読む▼
  • (5.0) 2巻まで読みました
    みんなさん 投稿日:2022/8/17
    1巻でも一応、区切りはいいですが、2巻まで読むといいと思います。こちらの作品は、性差別や、個人の特性などに対する怒りや、嘆きが強く、物語の中に出ています。そのため、似たような表現が何度もでてきますが、それが主人公・日織の怒りや苦しみを表して いると思います。ちょっと重い目の作品ですが、2巻の終盤がとても良く、悠花の思い描く未来が素敵だと思いました。 もっとみる▼

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