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小説・実用書
流浪の月
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流浪の月

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作品内容

【2020年本屋大賞受賞作】【映画化決定 2022年5月公開 監督・脚本 李相日 出演 広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子ほか】最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。/解説=吉田大助

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映画化

「流浪の月」

【出演】

出演:広瀬すず 松坂桃李

【公開日】

2022年5月13日

レビュー

流浪の月のレビュー

平均評価:4.6 26件のレビューをみる

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高評価レビュー

事実と真実はちがう…
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 第17回本屋大賞受賞作。2022年5月映画化公開。
毎度の事ながら凪良先生の作品は一気読み不可避の面白さです。今作もページを繰る手が止まらずノンストップで夢中になって読みました。
今作は同作家さまのBL小説「あいのはなし」をベースに、恋愛を抜きにして綴られた作品だそうです。
愛だ恋だを語らずにどのように心の琴線に触れ、虚無感や絶望感、幸せや満たされることを読者に伝えるのか?
その手腕はお見事と言うより他は有りません。
テーマの一つである「事実と真実はちがう」こと。
「普通」である事の残虐性。
その「善意」が必ずしも相手の為にはなるとはかぎらないこと。
今作を通して自らの対人関係を深く省みるきっかけとなりました。
過去多くの書籍を読んできましたが、自分の反省を促す本にはなかなか出会えません。
読み手の在り方を無理矢理ではなく納得して変えてしまう、素直な文章と程よい距離感と共感力が備わった素晴らしい作品だと思います。
………
終の棲家は場所ではなく、お互いの中に在った。
そんな人生はどんなに素晴らしいものでしょうか。
一番大事なことは曲げないで生きる強さが掴み得た、変則的でもまごう事ない幸せです。
………
映画は観ません。
自分の中に確たる更紗と文が棲みついてしまったので、どんな優秀な映画監督でも、どんな素晴らしい俳優でも、きっと満足は出来ないと思うからです。
………
一つだけ不満があるとしたら、文の店の名前で早くからネタバレしてしまった事です。キャラコ…あからさま過ぎです………(-.-;)410
いいね
20件
2022年6月24日
人生観が変わるような衝撃
本屋大賞受賞作というものを初めて読みました。あらすじも全く読まないまま読み始めましたが、驚くほどの読みやすさで引き込まれます。時にユーモアを、時に毒を織り交ぜて淡々と物語りながら、心の核に鮮やかな衝撃を残していく。説教臭くないのに、説得力がある。まるで今までの知覚や認識を変える魔法にかけられたようでした。強く印象に残ったのは「善意が人を傷つけることがある」ということと「世間の印象と当事者が知っている真実は違う場合がある」ということ。私たちは「普通」や「常識」というフィルターを通して事件や他人を見てしまい、相手に良かれと思って接することがあるけれど、それは本当に優しさや愛として届いているのか?本作を読み終えて日常に戻ってきても、ふとした瞬間に思い出して考えるようになりました。作品自体を「面白い」と思うことがあっても、価値観に影響を与える作品というのはなかなかありません。読み終えた後に世界が違って見えるようになる物語です。
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5件
2022年2月26日
衝撃的でした
何が「普通」なのか…って考えさせられますね。今も、普通からそれることが、異質な存在となることが根強くあって、自分を偽りながら生きている人は沢山いるんだろうな…そして、本当の自分を見失ってしまって、自分でもわからなくなる…だからと言って、偽りの自分を変えることも出来ない…そうやって生きていくしかない。それが正しいか正しくないかは分からないけど。
人の優しさにも触れていましたね。優しさは、正義のように思っていましたが、自分の捉え方一つで、相手にとっては、刃物にもなりうる。人の心を憶測で考えてはいけないと思えた。今まで自分は、思い上がった優しさで、人を刺してきていなかっただろうか?でも優しさからだと思うと、それを迷惑だとは言えないのかも…。
なんだか生き方を考えさせられた作品でした。
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0件
2022年3月29日
わかる人だけがわかればいい。
誤解を恐れずに言うなら、このお話はわかる人だけわかればいい、というお話。
更紗と文の、恋愛とか人間愛とかそんな簡単な言葉じゃ説明しきれない魂の強い結びつきとか、本当の文の人となりとか、事件の真相とか、何もかもわかってる人だけわかってればそれでいい。
わからない人にわざわざわかってもらおうとも思わなければ、「わかってるよ風」の人に訳知り顔で近づいて来て欲しくもない。ただ二人を愛情をもってそっとスルーしといてあげたい。
なので、この本の良さもわかる人だけわかればいいし、そういう読み手の受け取り方の自由すらも許されるべき、とこの本は言ってるのかもしれない。
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2件
2023年2月23日
事実と真実
一人の人間の生涯なんて、誰にも自分にだって、証明出来ない。更紗と文、社会の決まりからズレている二人は、自分をいつわれなくて、純粋で、社会的に許されない罪を負わされた。ウソが事実、今の世界そのものだ。救いのないストーリーのエンディングは、二人だからこそのゆるがない心がしっかりと結ばれて、今までの苦しみも悲しさも、包みこんで、二人が今を生きるという真実に、温かさを感じた。

自分という存在の真実を共有出来るパートナーがそばにいる、社会が世界がどんなふうでも、凪良先生のストーリーの主人公たちは生き生きとしている。そこがとってもすきです。
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0件
2023年8月5日

最新のレビュー

夢中で読みました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと前に購入したものの、なんとなく後回しにしていたのですが、先日やっと読み始めました。
序盤はたんたんとしていたものの、中盤あたりからぐいぐい惹き込まれ、ページを捲る手が止まらなくなりました。
仕事などで読むのを中断しなければならなくなったときは、続きが気になって仕方がないとうい状態に陥ったのは久々です。
作者の評価が高い理由に納得できました。
人間の微妙な心理を、読みやすいのに新しい視点で描き切っているなと思いました。
ただ一点、文の内面に切り替わった際、「ああ、やっぱりそうなるのね…」と少し肩透かしをくらいましたが、結局そのあとまた物語に引きこまれるのでやっぱりすごく魅力のある作品だと思います。
作者の他の作品も、これからどんどん読んでいくつもりです。
いいね
0件
2025年3月10日

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