ライトノベル

1巻完結

狼憑きの身代わり若様完全版【書き下ろしSS付き】【イラスト入り】

雨月夜道小椋ムク

（4.0）投稿数6件

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作品内容

幼い妹弟のため、亡き両親や兄のため、自分のことは二の次で身を粉にして働いてきた百姓の玄。けれど領主の悪政のため、苦しい毎日を送っていた。そんなある日、玄は雑兵に切りつけられ深い傷を負ったところを金色の燃えるような瞳を持つ人狼・空耶に助けられる。そして連れていかれた先にいたのは、悪政をはたらく領主の息子で、なんと彼と玄は瓜二つであった。そこで玄は、打倒領主のために身の危険のある影武者を持ち掛けられ……異形の人狼×影武者のドラマチック時代ファンタジー！書き下ろし短編「しっぽの行方」収録。（この作品は、小説花丸Vol.67～70掲載「狼憑きの身代わり若様第一話～第4話」を加筆修正して収録しております）

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詳細

簡単

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

作品タグ

：領主 / 人狼

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出版社

：白泉社

雑誌・レーベル

：花丸文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2022年11月22日

ファイルサイズ

： 2.3MB

出版年月

： 2022年11月

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

狼憑きの身代わり若様完全版【書き下ろしSS付き】【イラスト入り】のレビュー

平均評価：4.0 6件のレビューをみる

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高評価レビュー

salmon さん

(女性/50代) 総レビュー数：2131件

うう．．．いい

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 地方豪族牛尾貞光の圧政に喘ぐ極貧の百姓玄は人狼の姿の空耶に命を助けられ、貞光打倒のために慈悲深いと評判の若様貞兼の影武者となります。空耶と玄は互いに好意を持ちながらも素直に向き合うことができずに決戦の時は近づいて．．．。
２人とも身代わりのように生きてきて、空耶は異形でもあるので自己肯定感が低くてこじれっぱなしで泣けました。ただ空耶が貞光を暗殺するのは容易いという文章があって、そういうわけにはいかないみたいな流れでしたが、そうしてもよかったのでは？と思いました。山神様が成敗してくれてもよかったですし。でもお話が終わってしまいますね。あと若様と瓜二つなのに玄が領民の前に登場してもよかったのかな。多少モヤりましたが、BLの部分はすごくよかったです。気持ちとは裏腹な言動がせつなくて。もー泣けました。家老の須賀山の若様愛がすごくて、引っ掻き回されましたが、憎めないキャラでした。
2022年11月総262ページ挿絵あり

7件

2023年1月2日

恭子さん

(女性/50代) 総レビュー数：196件

思わず涙が

最後まで止まらず一気に読んでしまいました。元々この作者様の作品は好きで、作者様買いでしたが、最初の境遇の辛さから自分自身を取り戻し、そして周囲に温かい気持ちを拡げて、心豊かに歩んでいく姿まで、しっかりとした展開とキャラの生き生きとした動きが素敵でした。モフモフを愛する人へのサービスも満点です。是非読み応えのあるハピエンの好きな方には、読んでほしい一冊です。読後感も爽やかで、また何度も読み返したいくらい素敵なお話でした。

5件

2022年12月22日

Casa さん

(女性/－) 総レビュー数：768件

健気攻めと健気受け

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 空耶と玄、2人に共通しているのは、自分よりも誰かの人生を優先して生きていたということ。己を殺すあまり、自己評価が著しく低いということ。その2人が出会い、相手を大切に思うことを通して、自分のことも好きになっていきます。シリアスなシーンの連続ですが、須賀山という家臣が出てくるときだけコミカル色が強くなるのがツボでした。この須賀山、若様愛が強すぎて、影武者の玄に「この豚」と言わせて（若様になりきる練習として結構真面目に「これを言ってみてくだされ」的な感じで課題として出してきた）打ち震えたり、これから死に向かうという場面なのに若様口調の「このバカ」が出てきたり、感動の涙も引っ込む威力がありました。絶対ないと思うけれど、須賀山×若様も見てみたい。本編のカプは「最後にはくっつくんだろうなー」と思ったけれど、最後までハラハラしました。納得できる幸せなラストで読後感もよかったです。

0件

2024年4月21日

プリンさん

(－/－) 総レビュー数：5333件

もどかしいけど

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 言葉足らずというか、お互い自分は必要とされないと別な意味で思っているので、
結構ｼﾞﾚｼﾞﾚのすれ違いがあります。
好きなのに、嫌いと言ったり。
もう、ああいえばこういうみたいなやり取りがあるけど、口で言ってるのとは別で行動はとても思いやりのあるところとか、天邪鬼すぎです。
そこがまたよいのですけれど、その二人の間で狼の子供たちがかわいい。話し方もしぐさも癒し系。
もふもふの魅力がありつつも、雄々しい感じとか、時代ものな背景もよかったです。

0件

2023年10月19日

フランソワさん

(－/－) 総レビュー数：619件

内面を掘り下げて、こじれる

幼い兄弟を懸命に守る、健気で強い受けちゃん。そして厳しい逆境でしか生きてこられなかった攻め。百姓と武家と身分は違えど、辛くても必死に生きてきた二人はとても似ていて、交流することでお互いに癒やされていくように、惹かれ合っていきます。でもやっぱり一筋縄ではいかないのよね。こじれ方がちょっと面倒くさいけど、良い話です。もふもふも盛り沢山!

0件

2024年4月30日