村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)(梨木香歩 )の注意事項

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村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)
1巻配信中

村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

590pt/649円(税込)

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177pt/194円(税込)

作品内容

19世紀末の土耳古(トルコ)、スタンブール。留学生の村田は、独逸(ドイツ)人のオットー、希臘(ギリシア)人のディミィトリスと共に英国婦人が営む下宿に住まう。朗誦の声が響き香辛料の薫る町で、人や人ならぬ者との豊かな出会いを重ねながら、異文化に触れ見聞を深める日々。しかし国同士の争いごとが、朋輩らを思いがけない運命に巻き込んでいく――。色褪せない友情と戻らない青春が刻まれた、愛おしく痛切なメモワール。

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  • 村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

    590pt/649円(税込)

    19世紀末の土耳古(トルコ)、スタンブール。留学生の村田は、独逸(ドイツ)人のオットー、希臘(ギリシア)人のディミィトリスと共に英国婦人が営む下宿に住まう。朗誦の声が響き香辛料の薫る町で、人や人ならぬ者との豊かな出会いを重ねながら、異文化に触れ見聞を深める日々。しかし国同士の争いごとが、朋輩らを思いがけない運命に巻き込んでいく――。色褪せない友情と戻らない青春が刻まれた、愛おしく痛切なメモワール。

レビュー

村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)のレビュー

平均評価: 5.0 2件のレビューをみる

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高評価レビュー

鮮やかな留学の日々を共に
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 異国の地の見るもの聞くもの全てが新鮮で刺激的、それらに異邦人として翻弄される村田の感覚が愛おしい。
下宿先で生活を共にした個性的な人々、彼らの知己へと村田の世界が広がっていく。考古学を生業とする面々の興味の方向性から、物語は次第に古い神々の邂逅にまで発展していき、何やら怪しい雰囲気まで出てくるが、村田の素直な性格もあってそういった世界とも穏やかに共存していく。
帰国が決まり、賑やかな下宿生活はあっけなく終わりを告げ人々とも離れ離れに。それでも一生の宝物となる友情が村田の人生を支えていく。
「家守綺譚」が大好きだった自分にとって日本での村田の生活も懐かしいものではあるが、スタンプールでの日々はあまりにも鮮やかで、何度読み返しても胸が熱くなる。
ディミトリスの語った言葉をいつも胸に抱いて生きていけたらいいのだが。時々そう思い出して、また村田とともにスタンブールの日々を過ごしたくなる一冊。
いいね
1件
2026年2月28日

最新のレビュー

異国の下宿屋での青春
嚆矢(こうし)とか親炙(しんしゃ)とか少し難しめの熟語が出てきました。国名もルビ付きの漢字表記。滞土録の「土」はトルコ(土耳古)の意味。スタンブールはイスタンブールのこと。エザンは礼拝(の呼びかけ)。エフェンディは現地での愛称みたいなものかと思ったら敬称だと作中で説明あり。
多少検索機能を使いながらでしたが読んでいてとても気分のよい作品でした。1899年と特定されたトルコの町のようすであったり、女主人と使用人と主人公村田氏を含む3人の下宿人の、合わせて5人の関係性が読んでいて楽しい。主義主張立ち場の違いはまったく譲り合う余地がないのに、なんとなく思いやっている、理解しあっているというような、よい関係でした。また「冬虫夏草」という作品を読んだ時も「見てきたみたいに書く作家様だわ」と思いましたが、今作も当時の空気感に圧倒されます。あとがきを読んで納得、非常に手間のかかった贅沢な作品ですね。村田氏たちの幸福な時間を堪能したのですが、最後は手紙とオウムにちょっと泣かされました。
いいね
0件
2026年10月2日

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