ライトノベル

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英雄殺しの軍人は愛し方がわからない

蒼磨奏笹原亜美

（4.8）投稿数40件

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作品内容

僕は恋人らしく、お前を抱けたか？

ジェノビア帝国の将軍グレンは、罠にはまり敵国の地下牢に囚われていた。
痛めつけられた彼の手当てに現れたのは、下働きの女ルネ。
自らを犠牲にして献身的に尽くす彼女の真意がわからないまま、協力を得て脱獄に成功する。
死を覚悟した目のルネを帝国に連れ帰ったグレンは、所有欲と愛情の区別がつかないなか
少しずつ「恋人」としての扱い方を覚えていく。
ルネは彼を全身で受け入れ、幸福感に包まれるが、
彼女の秘された素性が波乱を呼び………。

愛を知らない男×尽くす女、この想いの行き先は愛か死か……？

【目次】
序章　序章愛と殺意

第一章　囚われの将軍、グレン・カリファス

第二章　尽くす女、ルネ

第三章　欲しくなったから攫うだけ

第四章　愛し方など分からない

第五章　僕のものには触れさせない

第六章　どうすればいいか教えろ

第七章　殺すか、生かすか

第八章　殺意は愛の証

終章　頑強な首輪

あとがき

【関連ワード】
ライトノベル　恋愛　ファンタジー　ソーニャ文庫

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英雄殺しの軍人は愛し方がわからない

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

恋愛・ロマンス小説 / TL小説

作品タグ

：将軍 / ヒロインがしっかり者 / 執着がすごい / 残虐なシーン / 登場人物が魅力的

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：イースト・プレス

雑誌・レーベル

：ソーニャ文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2023年10月5日

ファイルサイズ

： 4.6MB

出版年月

： 2023年9月

ISBN

：

9784781697550

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

英雄殺しの軍人は愛し方がわからないのレビュー

平均評価：4.8 40件のレビューをみる

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高評価レビュー

でめきん＠りおさん

(－/－) 総レビュー数：1377件

それは紛うことなきソーニャです。

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 334ページ挿し絵あり。スラム出身の天涯孤独ヒーローは飢えから逃れるため、ひょんな事から王に仕えることに。時は経ち将軍まで登り詰めたヒーローは油断し敵国に捕えられる。敵国の英雄殺しの肩書きのため痛めつけられる日々だったが、そんな折地下牢に世話人として幸薄なボロの女がやってきて…という話。いやー最近のソーニャさんはヌルいのが多くて残念だったですが、今作は気持ちいいくらい歪んで狂ってました。凄く良かった。ヒーローは飢えた幼少時代を過ごしたせいか喜怒哀楽に乏しく、3大欲求に忠実です。一方のヒロインは不幸のどん底から救ってくれたヒーローを英雄視していて無償を愛を捧げます。ヒロインから愛とは何なのかを教わるヒーローの心の機微が丁寧に描かれていて大変読み応えがありました。残酷な描写も終始あります。それを疎まないヒロイン（やめてそこまでしないで！っていう子じゃなくて良かった）はやはり育った環境で狂ってしまったんでしょうね（だがそれがいい）。ベルダンとアーヴェル王の最後は伏線回収的にもゾクゾクしました。最高の復讐だと思います。挿絵は少なく感じましたが綺麗でイメージ通りでした。ただ一つ、気になる点が。ストロベリーブロンドはピンクがかった金髪であって、真紅では無いです。その描写が登場する度モヤモヤしました。

7件

2023年10月21日

ぐれこさん

(女性/50代) 総レビュー数：45件

殺しも愛なんです

ソーニャの執着愛です痛くないように殺すとか自分から離れたら殺すとか、でもヒロインルネの為なら殺してやるとも言ってますからかなり歪んでいますけど大きく深く重い愛ですでもルネはそれをとても嬉しく受け入れます
ヒーローグレンはスラムで育ち己の器量で将軍になった男公爵で宰相アイザック曰く「奴は獣だ」
部下とて「あの人はおかしい」でも軍人暗殺者としての資質才能は天才的
ヒロインルネは公爵令嬢として何不自由なく育ったと思われがちだが「英雄」と呼ばれた父が人格異常者で父がグレンに殺されたとき姉と2人で喜び感謝したほどでもその姉も国王に処刑され身も心もボロボロになった時グレンが捕まり恩人+恋した相手を助けそのままグレンと共に帝国へ
穏やかに暮らしていたが姉の婚約者だった男に母国にさらわれ処刑されそうになるがグレンに救われ+国王を暗殺し帝国に帰ります
でもこの話の一番黒い人間は皇帝かも
グレンを公爵家で育てる様命じたのも国王暗殺を命じるのも皇帝だから

1件

2024年9月18日

みすみさん

(女性/－) 総レビュー数：25件

サイコパスヒーローと献身的なヒロイン最高

ヒーローは衣食住にのみ執着する少々サイコパス。
まともな思春期を送らなかったせいで可愛いという概念すら知らずに育つ。
そんなヒーローに献身的に尽くすヒロインが、ヒーローを助ける所から物語は始まる。
このヒーローとヒロインの、ちぐはぐながら小気味のいい会話が終始お話をぐいぐい引っ張っていく。
この会話の妙が作者の腕を見せてくれたなぁと個人的に思いました。
構成もさすが、不穏な空気を引っ張りながらもラストで一気に掬い上げる爽快さは、ソーニャでしか味わえない骨太ストーリーに仕上がっていると思います。
ヒーローもヒロインも生い立ちが悲惨ですが、お互いの救い、唯一無二になっているところも堪りません。
ソーニャのサイトで後日談を読んだら可愛いすぎて、その後の2人をもっと読みたくなりました。
とりあえず、続きを正座して待とうと思います。
ご馳走様でした。

3件

2024年1月3日

amu さん

(女性/40代) 総レビュー数：469件

美女×猛獣

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 作家×挿絵×ソーニャと好きなものコラボだったので即購入。もうとってもよかった…‼︎ヒーロー目線で話が進むので、男性主人公なのかな。育った環境のせいか情緒が育まれないまま大人になったヒーローが、ヒロインに出会ったことで少しずつ人間らしい感情を知っていき、比例してヒロインへの執着心が強まっていくお話。"去ったら殺す"と言われ喜んで受け入れるヒロインの過去は、あまりにも悲惨で胸が痛むほどだった。ヒロインにとってこのサイコパスなヒーローが救世主となるのも納得。「愛と殺意は両立するのか」がテーマとのこと。普通はあり得なそうだけど、この二人に限っては両立してるなとしみじみ感じた。ソーニャ番外編は物騒なことなしにラブラブなので、こちらまで読むのもオススメ。

4件

2023年10月9日

なみさん

(女性/40代) 総レビュー数：1件

最高に面白かった‼︎

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 残虐なシーンというタグが付いていたし他の方のレビューにも何件かあったので、読むのをためらいましたが結果大満足で購入してよかった‼︎恐れていたような猟奇的なシーンはなかったし、確かにヒーローの生い立ちの描写は辛いものがありましたが、ヒーローの人となりを表す上で欠かせない描写でした。登場人物全てのキャラクターに引き込まれました(悪役除く)。少数意見かもしれませんが、エルヴィスとアイザック、登場場面は少ないですがニキータ、好きです。ヒーローヒロインはどちらも本当に魅力的。二人の会話がいい‼︎先が読めてしまうお話も多いですが、ヒロインの素性は明かされるまで分からなかった。伏線の張られ方も見事。この作者さんの他の作品も読んでみたいです。

0件

2024年10月15日