すれ違っていたシェリとリアードはとうとうお互いの気持ちを確かめ合った――かのように思われたが、シェリは口に出して直接「好きだ」と言われていないことに思い悩んでいた。
その一方でリアードは、心の声も態度もますます不穏さを増していくばかり。
シェリが絡むと残念な思考になる彼をなだめつつ暮らしていたある日、王宮からリアードのことを慕う幼い姫君ティアレイアがやってくる。
ティアレイアに懐かれ王宮へと招かれたことをきっかけに、リアードがなぜ自分に執着するようになったのか、その真実にシェリは気づき始めるのだった……!