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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPライトノベルライトノベル クリーク・アンド・リバー社 ミーティアノベルス その花の名前はその花の名前は
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作品内容

公爵令嬢デルフィーナは、婚約者であるロルダン王太子にぞんざいに扱われ、その取り巻きの者たちからも毎日のように嫌がらせを受けていた。実の父からも疎まれており実家に帰る場所もないけれど、王太子との婚約を辞退する決意をし、王妃に『王妃の秘薬』を求めた。

それは、王妃教育の中で王家の秘密を知った王太子の婚約者が、王妃教育終了の過程で必要の可否を選択できる特別な薬であった。その秘薬を望めば、三日間だけ王太子の魂と入れ替わり、それまでの記憶を消した上で、婚約したことがなかったことにされる。そうして、新しい身分で人生を再スタートさせることができるものだった。
ただ、デルフィーナにはたったひとつだけ心残りがあった。
もう最後だと勇気をだして心残りを解決し、王妃の秘薬を飲み干した。
一方、秘薬の影響でデルフィーナと魂が入れ替わったロルダンは、これまで知らなかった『真実』を目にすることになり――。
デルフィーナの決意は、周りの人の人生を大きく動かし、自身も思いもしなかった結末を迎えた。
書き下ろしでは、入れ替わりを経験したあとのロルダンの心情と死の真相を書いています。

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レビュー

その花の名前はのレビュー

平均評価:4.7 7件のレビューをみる

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高評価レビュー

余韻が響く
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ロルダンの迎えた結末に何とも言えない余韻が残ります。

「悪人はやっつけられ、主人公は幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」ではこの作品は終わりません。悪い奴がやっつけられたその後の心情の変化とただの「ざまあ」ではすまない顛末が描かれています。

最初は憎たらしいと思っていたロルダンが辿った結末があまりに哀れで、「因果応報だ」とは私は思う事ができませんでした。
ロルダンが無反省で図太かったなら未来も庭師を続けていられたと思います。悔恨、矜持、様々な心情があって薬を受け入れずに高熱でベッドで丸まる最後に、ロルダンの本質が哀れで、かつ、愛おしいとすら感じてしまいました。

残された人達も自分達の選択に心が後に残り、答えや支えを見つけていきます。ただただ幸せなだけには終わらず、心理描写が詳細をきわめており、つらつら考えてしまうような作品でした。

でもねぇーー話変わるけどあらすじでとんでもねえネタバレブチ込んでくるのはお姉さんどうかと思うんだよね!(2024年12月現在)
いいね
10件
2024年12月5日
レビュー初めてです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めてレビューします。レビューは見る専門でしたが、こちらの作品は様々な感情が入り乱れて余韻の残る作品で、とても心に響いたのでレビューさせて頂きます。
複雑な心情を各視点から様々に読み取る事ができて、(温かさや冷たさや非情さ、傲慢、後悔、嫉妬、劣等感。。。)ただの「ざまぁ」「婚約破棄からのハッピーエンド」なんてものでは無く、『どうしたら良かったのだろうか?』と様々な連鎖の中で考えてしまいました。
現実にも、過去を嘆いてタラレバを言いたくなる事がありますが、同じ様に、振り返ってもその時の最善であったり過ちであったり。
そんな事を考えました。
心が温かくも、寂しくも、やるせなくもなる作品だなぁと、とても良い作品に巡り会えて幸せです。
いいね
4件
2025年3月24日
レビュー難しい。でも面白いのは確か。
「ざまぁ」なんですね、途中までは。
秘薬なんてものでちょっと話を膨らませた、よくあるヤツでしょなんて思ってて。
いや、もう、なんていうか
適切な言葉が見つからないんですよね、私の辞書では。
切ないも違うし、悲しいも違うなぁ。
号泣でもハラハラ流す涙でもなく、ポロリと一滴零れるような、そんな感情の動かされ方をするお話。
全然派手さがない、この静かな作品にグイグイ引き込まれて一気に読んでしまいました。
結論は面白い。
ぜひいろんな人に読んでもらってこの気持ちを共有したいし、他の方のレビューを読ませてもらって「そうそう!そう言う事が言いたかった〜」って納得したいので、みなさんぜひ読んで下さい。
いいね
2件
2025年4月24日
哀しく優しい物語
愚かな王子と虐げられた婚約者令嬢がヒロインのお話その後。となると良くある感が否めませんが、王妃をはじめ取り巻く人々の心情描写が秀逸。Webで読んだ時も感動しましたが、書籍版は加筆によりさらに登場人物の内面が追加され、少しほの哀しく、でも優しい暖かなラストになりました。ぜひ読んでほしい作品です。
いいね
2件
2025年4月26日
久しぶりに泣きました
人の弱さや愚かさそして暖かさや優しさ
いろんな感情を一冊の本で感じることが
出来ました。たくさんライトノベルを
読んでますが購入して良かったです。
いいね
4件
2025年1月13日

最新のレビュー

人間の醜さと花の美しさ
嫉妬や劣等感、その事を誤魔化しうまく人を愛す事ができない人たちばかり出てきます。
王妃の母としての愛、親友への愛、王妃としての責任。王に愛される事がなかった、寂しさ。
母が死に父や義家族、婚約者やその取り巻きに蔑まれ過ごしてきた18歳の ”何もかも忘れたい”という気持ち。
努力をせずに劣等感に気付かず、訳もなく人を傷つける取り巻きの愚かさ。
愚かだったから、愛に気づかなかった可哀想な王太子。
生真面目な庭師にその息子。花が枯れて種になりまた咲く様に、人間の心も時間と共に移り行く。その先が、最後の最後に少しでも心穏やかに、当たり前の日々を過ごせたら幸せなんじゃないかなと思える作品でした。
いいね
1件
2025年4月29日

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