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きりえやの高木亮氏が長らく作り続けてきた「偽本ブックカバー」の単行本化。『罪と罰』や『人間失格』などの各国の著名な文学作品名を、『罪と獏』『人間ひっかく』などともじった切り絵と、そのもじりから連想される架空のあらすじをまとめた作品集です。
高木氏のかわいくておかしい切り絵と絶妙な嘘の世界は、これまで多くのファンを魅了してきました。
今回の書籍化にあたっては名作文学のブックガイドとしての側面を果たすため、各章末には原作本のあらすじを書誌情報とともに紹介しています。
文学史を学ぶ学生から文学好きな年配の方まで幅広く楽しめる本を目指し、最終的にはこの本を通じて読者に世界の名作のおもしろさを知ってもらえる本にできればと願っております。
【主な目次】
はじめに
海外文学
その1 ロシア文学
その2 イギリス文学
その3 フランス文学
その4 ドイツ文学
その5 アメリカ文学
その6 海外その他
越境文学
その1 ぼくの叔父さん/タイ人
その2 風呂文学
日本文学
その1 説話・紀行
その2 明治~大正
その3 昭和
おまけ
あとがきに寄せた謝辞
初出・ご協力
原作本紹介
読者アンケート「私の推し作品」
海外文学編
越境・日本文学編
書評・レビュー
『ジキル博士と毎年』
『人間ひっかく』
幻の不採用作品
Making of Nisebon