42 歳で父になった福祉社会学者が、ままならない育児にジタバタする日々をさらけだしたエッセイ。思い通りにならない(してはいけない)妻・娘との対話から、自分の中の「男性中心主義」に気づき、ケアの世界にたどり着くまでの記録。
【主な目次】
はじめに
逃げるな、自分!
自己責任の外にある世界
「どうせわかってくれない」のか?
「ちゃんとしなさい」の罪
子育てすると「戦線離脱」?
「こっちだって仕事で疲れて帰ってきたのに」という言葉
「自分勝手を手放せる」か?
父ちゃんの育ち直し
「待つ」という「修行」
テレビとぼくと娘
体罰としつけ
「ややこしい」から「喜び」へ
「わかったふり」をしない
唯一無二性に気づく
「子どもの問題」は自分自身の心配ごと?
子育てという「まなびほぐし」
「観察」から始まるチームづくり
おわりに