公爵令嬢オリビアは、自分にできる一番の笑顔を婚約者ジェイムズに見せた。そして告げる、彼女からの婚約破棄。
私はあなたと結婚できません。あなたの次の婚約者は、あなたの幼馴染、あなたの最愛の人。好きな人が幸せであることが一番幸せなのだから。
「これからですか? お伝えし忘れておりました。私、婚約者候補となりましたの。皇太子殿下の」
大好きな婚約者の幸せを願い、自ら身を引いたオリビアが皇太子殿下の婚約者候補となり、新たな恋をする。
皇太子テオドールの優しくも真摯な初恋が、オリビアの心を癒していく。
はるきりょうが大加筆で贈る、恋を知らない二人が恋を見つける恋ものがたり。
「殿下、私はもう、好きな人が幸せならそれでいいとは思えません」
※本コンテンツには、コミックシーモア限定特典が付与されています