擬人化した動物たちが住んでいる世界で、ヤンバルクイナのヤンは臆病な性格に反して、ひょんなことから「蛇」を倒し英雄となる。その功績が認められた彼は城に迎えられ、騎士団長であるハシビロコウのレックスの従騎士を任じられた。レックスは身体が大きく強面で、小さくて弱虫のヤンは何かと彼に睨まれてしまう。その上、会うたびになぜか『お辞儀』をされ――!? ビビりまくるヤンだったが、なんとその『お辞儀』はハシビロコウの求愛行動だった! つまり、レックスはヤンのことを溺愛しまくっていたのだ。そんなレックスのわかりにくい愛情表現に、ヤンは次第に惹かれていき―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。