パクレット家の伯爵令嬢デイジーには天使のような幼馴染アシュヴィンがいる。
辺境伯令息である彼と姉弟のように仲良く過ごしていくうちにデイジーはアシュヴィンへの好意を募らせていた。
そんなある日、二人の婚約が発表され、デイジーは想いを告げるもアシュヴィンの態度が冷たくて――?
以来、不仲になってしまったアシュヴィンとデイジー。
さらにアシュヴィンはデイジーの前にほとんど姿を現さなくなってしまい……。
それから十年、結婚が近くなったデイジーは彼の本音を探るべく変装して舞踏会に潜入することを決意!
舞踏会で再会したアシュヴィンと偽名を名乗っているデイジーは一夜を共にすることになって――!?
「こんな時でも強がって、可愛いな」
彼と結ばれた翌朝、なぜかアシュヴィンがデイジーに会いにきた……!?