社交界に「悪役令嬢」としてその名を轟かせるフォート侯爵家長女・ヴィヴィアン。
彼女は「ひ弱な貴族令息との結婚なんてまっぴらごめん」とばかりに気ままな青春を謳歌していたが――。
ある日の仮面舞踏会で、ヴィヴィアンは「悪役令息」と呼ばれている宰相キース・レインと顔を合わせる。
二人は事ある毎に皮肉を言い合う仲であったが、その口調には悪役と噂される者同士、どこか親しみがこもっていた。
仮面舞踏会で二人はダンスを踊ることになるのだが、ヴィヴィアンはキースの姿に胸を高鳴らせて……?
その後、キースの誘いでパーティーから連れ出されたヴィヴィアン。
特別な部屋に案内された二人だったが、そこはなんと「×××しないと出られない部屋」だった!?
「今宵の貴女はすごくきれいだ」
キースと濃密な口づけを交わすのだが……後日、なんとか部屋から脱出した二人に待っていたのは契約結婚の話で――!?