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音大生の99%は、基本的な「和声」「対位法」を理解できていない。
それは西洋クラシックの基礎であるバッハを本当に学んでいないからです。
ピアノの先生方、クラシック愛好家、音大生に
大好評の中村洋子・アナリーゼ講座(人気ブログ「音楽の大福帳」)を補筆、
歴史的名演奏のCD解説も収録。
―主な内容―
chapter 1
「エリーゼのために」の7小節目「ミ ド シ」は誤り、「レ ド シ」が正しい
「エリーゼのために」手書き草稿は、声部ごとに符尾の方向を変えている
chapter 2
そもそも「和声」「対位法」とはどういうものでしょうか?
一生忘れない「暗譜の方法」
「絶対音感」という語に惑わされるのは、もう止めましょう
chapter 3
《浅田真央&キムヨナさんへの感想》が、東京新聞「こちら特報部」に掲載
ラフマニノフ「鐘」の特徴は「ロシアの半音階」、その源泉はブラームスにあり
レンブラント、ルターの肖像画と二枚のフェルメールを見る
chapter 4
バッハ「無伴奏チェロ組曲全6曲」の調性がもつ本当の意味
バッハ「無伴奏チェロ組曲全六曲」の白眉「5番」のサラバンドを分析する
平均律第2巻「12番 f-Moll」を例に、バッハの和声を見てみましょう
世界で通用した唯一のリート歌手中山悌一先生
chapter 5
ショパン・エキエル版は、本当に原典版か?
「森繁久彌」さん、「萩原朔太郎」の「純情小曲集」、そして「西洋音楽」
chapter 6
「エクスタシーの連続が現代のクラシック音楽」と、アファナシエフの批判
聴衆に媚びる演奏家と、演奏家に媚びを要求する聴衆
chapter 7
モーツァルトはバッハの4声フーガを弦楽四重奏に編曲して勉強
モーツァルトKV331の自筆譜見つかる、エレガントではなく劇的な音楽だった
chapter 8
シューマンの音楽評論、音楽の本質を珠玉の言葉で表現
ベルガマスク組曲は「調性崩壊の音楽」の一里塚
ドビュッシー「子供の領分」は、どこの出版社の何版を使うべきか
chapter 9
ヴィルヘルム・ケンプ85歳、最後のコンサートと彼の言葉
Woody Allen ウッディ・アレンの映画「Midnight in Paris」を見る
フルトヴェングラーの記念碑的なMatthaus-Passionマタイ受難曲の指揮