最高の読後感をお約束する、年の差ロマンスの名作!
10代の少年ニッキーに対するレイチェルの感情は、憐れみと、母性にも似た慈しみ以外の何物でもなかった。ロンドンのナイトクラブで歌う25歳のレイチェルは、ニッキーがすっかり自分に夢中だと知ってはいたけれど、孤独な少年の心を思うとむげに突き放すこともできずにいた。ニッキーは石油王マーク・ハモンドの跡継ぎで、聞くところによると、マークは冷酷無慈悲な大実業家らしい。ある朝、そのマークがレイチェルの前に現れた。そして、青みがかった黒髪に青い瞳の大富豪は傲慢に言い放った!「息子から手を引くには、いくら欲しい?」
■読者の方からの熱いリクエストにお応えして、大作家シャーロット・ラムの名作が復活! レイチェルと傲慢富豪マークはまるで水と油のようですが、ぶつかり合ううち、彼女の心にはしだいに惹かれる気持ちとそれを抑えようとする思いが交錯し始め……。