何も持たずに豊かに暮らす
オーストラリア先住民が教えてくれた幸せ法則とは?
所有から共有へ。人類最古の叡智
オーストラリアの先住民「アボリジナル」(※現在、アボリジニという呼称は差別的とされている)は、人類最古の叡智を現代に伝え、自然と調和しながら暮らし、時空を超えた時間軸「ドリーミング」を生きているという。とくに、モノやお金に執着せず「なにも持たずに生まれ、なにも持たずに死ぬ」という死生観は、究極のミニマリズムであり、日本人であれば誰もが一度は憧れる境地だろう。長らくオーストラリアで暮らし、数多くのアボリジナルを取材してきた著者は、「彼らの、所有ではなく『共有』を大切にする暮らしは、日本人の生き方に必ず気づきを与える」と言う。いま、世界の科学者や人類学者が注目しているアボリジナルの価値観に迫ることで、日本人の幸せの定義について考えなおす一冊としたい。
本書は、アボリジナルの文化、世界観、生活様式を紹介し、彼らの知恵から現代社会を生きる日本人が学べることを探る内容です。
1. アボリジナルの歴史と文化の概要
2. ドリーミングと呼ばれる独特の世界観の解説
3. アボリジナルの自然観と環境との共生方法
4. コミュニティの重要性と共有の精神
5. アボリジナルの食文化と持続可能な資源管理の方法
6. アートを通じた伝統の継承方法
7. 現代社会の課題に対するアボリジナルの知恵の適用
8. 著者の体験談と取材で得た洞察
9. 読者が日常生活で実践できるアボリジナルの知恵