おなかにそっと手を当てる――命の神秘と、傲慢富豪に思いを馳せて。
ダーシーはバーでウェイトレスとして働いていたある夜、特別なものを感じた男性客ジェフとめくるめく夜を過ごした。複雑な家庭で育ち、高校を中退して16歳で独り立ちした彼女は男性に対して警戒心が強く、ジェフとの一夜は自分でも予想外だった。さらに予想していなかったのは、小さな命を身ごもったこと。今、ダーシーはそれを伝えに、実業家である彼の会社へやってきた。だが、つわりに襲われた彼女を見て事態を察したジェフが冷淡に告げた。「ぼくの責任だから、厄介事は自分で片づけるよ」“厄介事”だなんて、父親になることを望んでいないということね?じつは彼には結婚を考えている女性がいるなど、彼女は知る由もなく……。
■原書の読者からキュートでユーモラスなストーリーが高く評価されている本作は、苦労人ヒロインと大富豪ヒーローの予期せぬ妊娠物語です!